【レポート】

人とくるまのテクノロジー展 2010 - 会場で気になったちょっと目を引く展示

    政木桂  [2010/05/20]

    「人とくるまのテクノロジー展 2010」で出展されているブースは、その名の通り技術展示がほとんど。しかもビジネスショーであるため、専門家しか理解できないような部品やパネルが展示されている。しかし中には、一風変わった展示や、気になる製品もちらほらと見かける。今回は会場を回って気になったブースや製品をまとめてみよう。

    リアルタイムにモニタリングが可能なアーガスのバッテリーモニター

    医療や工業用光学製品に強いオリンパス

    オリンパスはデジタルカメラ以外に、医療、生命科学、産業関連の事業も強い。今回出展しているブースでも、工業用内視鏡や測定器などを展示していた。中でも注目したいのが、レンズを2つ持った内視鏡「IPLEX FX」だ。今流行の3Dというわけではないが、2つのレンズで得られた画像から三角測量法により距離や面積、高さを測定できるという。単なる内視鏡ではなく、リアルタイムで計測できる内視鏡となっている。

    2つのレンズのパララックス(視差)により、さまざまな計測が可能な「IPLEX FX」

    スコープ部の先端に見える2つのレンズ

    音源の位置を特定するヘッドバイザー

    奇妙な形をした機械が展示されているブースを見かけた。ヘッドアコースティクス社の「ベッドバイザー」という計測機で、リアルタイムに音源探査が可能という。大きく張り出された傘の骨のような部分で集音する。中央の3つのカメラで距離情報を含めた映像を得て、PC上に音源発生位置を合成し表示する。修理や製造過程で異音が発生した場合、場所を特定するのに役に立つという。

    有機的なデザインの音源探査デバイス「ヘッドバイザー」

    音が発生している部分が光る。人がしゃべるとこのように表示される

    自由に視点を移動できる全周囲立体モニタシステム

    日産の「アラウンドビューモニター」やホンダの「マルチビューカメラシステム」は、車体に設置された4つのカメラの映像を合成して、自車の真上からのシーンを見ることができる。今回見かけた富士通の「全周囲立体モニタシステム」は、映像を3次元上に合成するため、状況に応じて自由に視点を変更することが可能なシステム。立体表示することで死角がかなり低減されるという。

    富士通ブース。テストで使用するのはミニチュアカー。前後左右に4つのカメラがセットされている

    3次元合成された画像は、前方から自車を見た角度の映像。この表示は視点を自由に変更できる

    秋葉原のラジオデパート? ナットだけ並ぶブース

    ひときわ異彩を放つブースを見つけた。テーブルが細かく仕切られ、そこに大小サイズの違うさまざまなナットがぎっしり詰まっていた。色が違うものもあったがそれは材質の違いで、いくら見てもやはりそこにはナットしかなかった。そう、ここは緩み止めナットを扱っている富士精密のブース。車やバイクをいじったことがあれば必ず目にする緩み止め構造の「U-ナット」。通常のナットに特殊バネがカシメで固定されているものだ。重量2kg近い巨大なU-ナットまで置いてあった。

    さまざまなタイプの緩み止めナットを扱う富士精密のブース

    ほしいサイズの緩み止めナットがあれば、いただけるとのこと

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

      2012年5月27日の運勢

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      マイナビニュースマガジン