日米タッグで誕生した新ヒーロー! 4月開始『HEROMAN』キックオフイベント

3月25日、「東京国際アニメフェア2010」の会場にて、4月1日よりテレビ東京系にて放送開始となるTVアニメ『HEROMAN(ヒーローマン)』を、メインスタッフとメインキャストが報道陣や関係者に向けてお披露目する「HEROMAN キックオフイベント」が開催された。

会場には『HEROMAN』の制作を手がけたボンズの南雅彦代表取締役や、難波日登志監督のほか、主人公のジョーイを演じる小松未可子、ヒロインのリナを演じる小幡真裕、変わり者の先生であるデントン役のチョーといった声優陣も揃い、晴れの舞台でこの作品にかける思いを語った。

『HEROMAN』は『スパイダーマン』『X-MEN』などの生みの親としても知られる、アメリカンコミックス界の巨匠、スタン・リーが原作を務め、その原案をもとに『鋼の錬金術師』『交響詩篇エウレカセブン』などを代表作に持つボンズが制作。日米の少年少女に向けたアクション大作として、東京国際アニメフェアの会場でも大きな注目を集めていた。以下、ステージの模様と、それぞれのコメントを紹介していきたい。

■スタン・リー (原作)
『みなさんこんにちは、スタン・リーです! (=日本語)』。東京国際アニメフェア2010へようこそ。今日、この会場に行けなくてとても残念ですが、このステージから皆さんに紹介させていただきます。21世紀の新しいスーパーヒーロー、その名はヒーローマン! 多くの優秀なクリエイターがボンズに集結し、命を吹き込んでくれました。彼らとの共同創作は、とても素晴らしく有意義でした。『ヒーローマンをよろしく!(=日本語)』

■南雅彦 (ボンズ代表取締役)
スタンのところに行ったのは4年半前で、彼に会ってこのプロジェクトがスタートしました。彼がいままで作ってきたキャラクターではなく、新しいキャラクターを一緒に生み出そうという言葉をいただいて、ここまでやってきました。スタジオもこの作品のために丸2年かけてこの作品を作っております。すばらしい作品になっていますので、みなさん楽しんでいただければと思います。

■難波日登志監督
内容的にはストレートな完全無欠な勧善懲悪もの、ヒーローものの作品だと言っていいと思います。この作品は原作者がスタン・リーということで、アメコミをベースにしているように思われるんですが、それはあくまでも味付けで、かなり重要な部分までこちら(=日本)サイドのスタッフが手がけ、素晴らしい料理を作り上げたと思っていただければいいと思います。内容は保証しますので、期待して見ていただきたいです。

■小松未可子 (ジョーイ役)
アニメのオーディションを受けたのは初めてで、とにかく緊張しました。ジョーイは仲間やヒーローマンに支えられて成長していくんですが、自分たちにもそういうことは置き換えられるし、ヒーローはひとりでは絶対成り立たないものなので、自分にとってのヒーローってなんだろうな、と思いながら見ていただければと思います。

■小幡真裕 (リナ役)
リナは「ジョーイたちが行くなら私も行くわ!」というぐらい行動力があるんですけど、女らしいところもあるキャラクターです。私もお転婆なところはすごい似てると思うので、演じやすかったです。ジョーイといい感じになるところもありますので、ジョーイとリナの掛け合いをぜひ見てください。

■チョー (デントン役)
毎回ワクワクしながら録りに行ってました。何しろ(小幡は)16歳だったんで、学生服で来るわけです。かたや(小松は)女子大生。そういった子たちと一緒に、同じ空気の中でお仕事できるってとてもワクワクするんですね(笑)。新しい若い子のパワーをいただけて、すごい楽しかったです。