6コアの新製品が2モデル

先週の「Xeon X5670」に引き続き、32nm世代の6コアCPUとして、今週は上位モデル「Xeon X5680」が発売となっている。動作クロックが2.93GHzから3.33GHzへと向上しており、それにあわせて、TDPも95Wから130Wへと大きくなっている。それ以外のスペックについては同様。価格はT-ZONE PC DIY SHOPで172,800円だ。

32nm世代の「Xeon 5600」シリーズが続々と登場だ

X5680は2ソケット用のCPUであるが、同時に、シングルソケット用の「Xeon W3680」も入荷していた。この製品が注目なのは、動作クロック(3.33GHz)等のスペックが、デスクトップ向けの「Core i7-980X Extreme Edition」と同等であること。ソケットも同じなので、正式サポートはされていないが、Core i7-980Xと同じように、X58マザーボードで動作する可能性はある。

Core i7-980Xと"同等"という「Xeon W3680」。CPUクーラーも付属する

Core i7-980Xの単体販売が当面見込めないだけに注目は高い

同ショップでの価格は104,454円。X5680/X5670と違って、1個単位での購入が可能なので、より手が出しやすいと言えるだろう(X5680/X5670は2個セットでの購入)。取材時(金曜日)は完売だったが、土曜日に少量が入荷する予定があるとのこと。

Radeonの未発表GPU?

SAPPHIREから発売となった「SAPPHIRE HD 5550 1GB DDR3 HDMI」は、GPUに「ATI Radeon HD 5550」を搭載するというグラフィックスカード。このGPU、なぜかAMDのWEBサイトには記載が見当たらないのだが、HD 5500シリーズ発表のときに、一部メーカーからは搭載モデルがラインナップされていた

SAPPHIREの「Radeon HD 5550」搭載グラフィックスカード

HD 5570の下位GPUになり、ストリームプロセッサ数が400基→320基に、コアクロックが650MHz→550MHzにスペックダウンされたものになるようだ。メモリはDDR3を1GB搭載したモデルで、価格は10,000円前後。