【インタビュー】
2009年10月よりスタートしたTVアニメ『とある科学の超電磁砲(レールガン)』もいよいよこの3月で最終回を迎える。そこで今回は、最終回のアフレコ直後に、御坂美琴役の佐藤利奈、白井黒子役の新井里美、初春飾利役の豊崎愛生、佐天涙子役の伊藤かな恵の4人が語ったメッセージを紹介しよう。
――最終回の収録を終えての率直な感想をお願いします
佐藤利奈「あっという間の2クール、24本だったような気がします。アニメとしてはここで一区切りですが、原作はまだまだ続いていますし、学園都市での美琴たちの生活も続いていくでしょうから、自分としてはまだまだ終わっている気がしないです」
新井里美「24話を通して、お姉さまだけではなく、佐藤利奈ちゃん自身に惚れました。今日の最終話の収録でも、マイク前の「凛」とした後姿に惚れ惚れしました。『お姉さま、惚れ直しました!』、その一言ですね(笑)」
豊崎愛生「寂しいです……。初春として喋るのが毎回楽しくて、私にとってオアシスのような現場でした。毎週毎週、台本を読むのが楽しみで、今週はどんなセリフが喋れるんだろうとワクワクしながら一週間を過ごしていました。正直な気持ちを言うと寂しいですが、明るいお話ですし、爽やかな終わり方をしましたので、すがすがしい気持ちでもあります」
伊藤かな恵「利奈さんと同じで、今日が最終回という感じがしないです。アフレコのテストが終わったとき、私一人だけ泣いているのを見つかって(笑)。本当に感動しちゃったのですが、テストが終わって、これはヤバイと思いながら本番に挑みました。それぐらい本当に素敵なお話なんですよ。素敵な仲間たちと素敵なお話。本当にすごくいい作品だと実感しています」
――皆さんが演じたキャラクターにお疲れ様の言葉を掛けてあげるとすると?
佐藤「『ありがとう、これからもよろしく』でしょうか。美琴とは『とある魔術の禁書目録』のときからの付き合いになりますが、『とある科学の超電磁砲』になって、初春ちゃんと佐天さんという新しい子たちが来て、黒子と四人でワイワイやるというのもありましたし、美琴自身もみんなにも引っ張ってもらいました」
新井「黒子を演じているというよりも、イタコのような気分でした(笑)。いつも黒子と対等な感じで、『今日はどうするんだい? 黒子』と呼びかけながらやっていたので、黒子は私の戦友というか、よき理解者という感じがしているんです。だから、『また、頼むよ』と声を掛けたいです」
豊崎「『初春、えらい。頑張った』と。ここでアニメは最終回を迎えましたが、彼女たちの学園都市での生活はまだまだ続いていくと思います。頭に咲いているお花をこれからもどんどん咲かせて、学園生活が、頭のお花みたいに華やかに、カラフルな生活になっていくといいなと祈っています。」
伊藤「佐天さんは最後にきっと何かをやってくれると私は信じていました。本当に良く頑張ったねっていうことを伝えたいですね。大切なのは、能力そのものではなくて、自分自身の力でも何かを動かせることを佐天さんは証明したと思います」
――今回のアフレコ期間中にこれぞという能力を何か身に付けましたか?
佐藤「レールガンの収録期間中に長距離運転をしてみました。この年末年始、車で実家に帰ったのですが、私自身、初めての長距離運転。そんな能力を身につけることができました。役柄とはまったく関係ないんですけれど(笑)」
新井「折れない心……。何度ダメといわれてもチャレンジする心。これを習得しました(笑)」
豊崎「スタッフさんが毎週、差し入れをくださったのですが、それがすごーく楽しみで。差し入れのお菓子のお店をチェックしているうちに、美味しいお菓子屋さんに詳しくなりました(笑)」
伊藤「私は加湿器の操作に詳しくなりました。スタジオにある加湿器にいち早くスイッチを入れるのが私の役目なんです(笑)。収録前にはスイッチを切って、終わるとスイッチをまた入れて。毎週、操作するうちに誰よりも操作に詳しくなったんですよ(笑)」
――それでは最後に、『とある科学の超電磁砲』を通して、何か伝えたかったことはありますか?
伊藤「4人を中心とした仲間や絆は本当に素敵なテーマだと思っています。加えて能力にレベルがつけられてしまう学園都市の中で、能力がなくとも自分の力で頑張れることを、佐天さんは教えてくれました。そんな佐天さんが身を持って示してくれたことを、私自身が演技を通して、皆さんに届けることができたとしたらすごく嬉しいです」
豊崎「最終話のタイトルも『Dear My Friends』。仲間や絆がテーマになっているのですが、いろいろなものが込められている作品なので、観てくださる方が自分なりに捉えていただけることがあればいいなと思います。私としては、『一生懸命でいること』というのをものすごく学ばせていただきました。学園都市の中では能力や適性が違っていても、誰もが一生懸命に頑張っていることだけは共通しています。あたりまえのことかもしれませんが、改めてこの言葉の素晴らしい意味を教えられたような気がしますね」
新井「中学生というすごく難しい年齢ですよね。みんなとグループになって、そこからはみ出さないように他人に合わせる、という気持ちって誰にでもあったと思うんですよ。でも、この作品に出てくる彼女たちは、すごく自分の想いや考え方、自分の信じたものを貫き、大切にするという部分があって、すごいなって思います。私もそういう風に生きていきたいってすごく憧れます。もっと自分のことを信じて生きていっていいんじゃないかなって、そんな想いです」
佐藤「いっぱいあって語りつくせないのですが、登場するキャラクターたち1人1人が本当に丁寧に描かれていて、置いていかれたキャラクターが1人もいないのが気持ちが良かったですね。チンピラ……というかスキルアウトのみなさん(笑)ですら、そうでしたよね。それぞれに立場や役割があって、きっと誰かしらに共感をもってもらえると思います。スタッフさんやキャストみんながこの作品へ深い愛情を持っていて、毎回、アフレコも激論を交わしながら行いました。その頑張りがフィルムにも出ていると思います。最終回の放送はこれからですし、スタッフさんはまだ作業も残ってもいますが、まずは今日、全話のアフレコを無事に終えることができたことを感謝したいと思います。スタッフ、キャストが一丸となって製作した『とある科学の超電磁砲』の最終回をどうぞ楽しみにしていてください」
――ありがとうございました
TVアニメ『とある科学の超電磁砲』は、現在Blu-ray/DVDが第二巻までリリースされており、第三巻が2010年3月26日に発売される。
また、CD関連も、fripSideが歌う新OPテーマ「LEVEL5-Judgelight-」、ELISAが歌う新EDテーマ「Real Force」、さらにオリジナル・サウンドトラック「SPARK!!」などが発売中。3月26日には「とある科学の超電磁砲 アーカイブス1」がリリースされる予定となっているので、こちらも注目しておきたい。発売元はすべて、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント。
| (C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN |
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