【レポート】
フィンランドNokiaと米Intelは2月15日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2010」にて、最新のLinuxプラットフォーム「MeeGo」を発表した。Nokiaの「Maemo」、Intelの「Moblin」の両Linuxプラットフォームをマージさせるもので、プロジェクトはLinux Foundationでホスティングされる。
この発表は、NokiaとIntelが2009年6月に発表した提携の成果となる。当時2社は、「新しいタイプのデバイス作成でコラボレーション」「ソフトウェア技術の開発」「IntelはNokiaからHSPAと3G技術をライセンスする」といったことを発表したが、具体的な内容については公開しなかった。この日はNokiaのデバイス担当副社長のKai Oistamo氏とIntelのソフトウェアおよびサービス部門担当コーポレートバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのRenee James氏の両氏が登壇。「提携の成果」としてMeeGoを発表した。
MeeGoは、MaemoとMoblinをマージした単一のプラットフォームとなる。Maemoは現在、「Nokia N900」などのスマートフォンやタブレットで利用されており、Moblinはネットブックを中心に約17社のベンダーが端末を作成している。MeeGoでは、モバイル端末からネット対応TVを含む幅広い端末をターゲットにするという。
ソフトウェア開発は、Nokiaのクロスプラットフォーム開発技術「Qt」が主要技術となる。Oistamo氏は「Qtは一度ソフトウェアを作成すると、さまざまなハードウェアアーキテクチャで動く」とし、開発者へのメリットを強調した。QtはSymbianにも対応しており、MeeGoとSymbianという巨大な市場にアピールできる。Oistamo氏はまた、MaemoとMeeGoの互換性にも触れ、「Maemoの次期版(Maemo 6)はMeeGoと完全な互換性を約束する」と述べ、開発者はすぐにアプリケーションを開発できるとした。
開発したアプリケーションの配信チャネルは、Nokiaがアプリケーションストアの「Ovi Store」、Intelが今年1月に発表した「AppUpSM Center」を主要チャネルに挙げている。
Oistamo氏とJames氏はこのほか、ハードウェアメーカーとオペレータへのメリットとして、複数のハードウェアサポート、オープンソースモデルなどのメリットを強調した。だが、MeeGo端末を開発するハードウェアベンダーについてはコメントを避けた。
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