【レポート】

日本上陸から39年の全てがわかる! 「マクドナルド ヒット商品の歴史」

1 40周年へカウントダウン

 
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1971年、日本マクドナルドが東京・銀座の三越1階に第1号店を開業した。今年はそれから39年目に当たる。来年の40周年にどんなイベントがあるかを楽しみにしつつ、一足早く、日本マクドナルドの人気商品の歴史を振り返ってみよう。復活した商品もあれば、幻となった商品も……。皆さんは全部食べただろうか?

1971年~1975年 「味なことやるマクドナルド」時代

1971年7月に日本第1号店として銀座店がオープン。関西第1号店は1年後の1972年7月、京都藤井大丸1階に誕生した。開店2カ月後には、マクドナルドの1日当たりの売り上げで世界記録を更新したという。その後、順調に店舗数を増やし、5年間で100店舗を突破する。当時を知る人なら今でも耳に残るCMコピー「味なことやるマクドナルド」は1973年に登場した。

「ハンバーガー」

「ビッグマック」

「マックシェイクバニラs」(画像は現在のもの)

100%ビーフパティで登場し、現在も変わらぬおいしさのハンバーガー。登場当時は1個80円で、当時としてはちょっと贅沢な値段だ。もっとも当時は牛肉そのものが贅沢品。庶民にとってビフテキが夢だった時代、ワンコインでおいしい「ビーフ」が食べられた。ビッグマックはアメリカで1967年に誕生したメニューで、1971年1号店がオープンした日本では最初からメニューに入っていた。当時の価格は200円。

日本で「ハンバーグ」と言えば洋食や家庭料理。しかも合い挽肉を使うもの。そこに100%ビーフで出てきたマクドナルドのハンバーガーは衝撃だった。ドリンクメニューのマックシェイクも斬新な味。アイスクリームでも、ミルクセーキでもない。新しい食感が多くの人々を魅了した。

1976年~1980年 「世界の言葉マクドナルド」時代

誕生から5年でマクドナルドは日本の食生活に浸透した。1976年には日本初のフランチャイズ契約店として、沖縄県浦添市に牧港店がオープン。飲食店ビジネスにも革命を起こした。1976年10月には100店を突破している。そして1977年、トヨタ自動車のお膝元、愛知県豊田市に初のドライブイン型店舗が誕生する。10月には東京の環八高井戸店が初のドライブスルータイプ店舗として誕生した。できたての食べ物をクルマに乗ったまま買える。片手で食べられるハンバーガーやポテト、ストロー付きのドリンクはドライブとの相性が良く、ドライブデートや、忙しいドライバーに歓迎された。マクドナルドの新キャッチフレーズ「世界の言葉マクドナルド」は1980年に用いられた。

「クォーターパウンダー・チーズ」(写真は現在の商品)

「エッグマックマフィン」

「クォーターパウンダー」といえば2009に華々しく登場した新メニュー……と思いきや、実は日本初登場は約20年前の1978年。しかし数年後にダブルバーガーと交代するかたちで姿を消している。その後、地域限定、店舗限定で現れては消えていったため、2009年に復活するまでは「幻のメニュー」と呼ぶファンもいたという。ちなみにクォーターパウンダーとは「1/4ポンド」で、パティが約113g。これは同社の「ハンバーガー」の約2.5倍で、ビーフの旨味をたっぷり楽しめる。

「エッグマックマフィン」は1979年に誕生。ベーコン&エッグをイングリッシュマフィンではさんだもので、当時はレギュラーメニューとして提供されていた。1979年はコーンポタージュスープもスタートし、甘くないドリンクで食事を楽しめるようになった。

1981年~1985年 「おいしい笑顔マクドナルド」時代

この時代は、神奈川・鎌倉地区の店舗が好調だ。特に鎌倉店と江の島店は一日売り上げの世界新記録を更新し続け、鎌倉地区3店舗で日商1,697万円を達成する。ちなみに江の島店は全世界で5,000店舗目。1981年11月に日本マクドナルドは外食産業部門で農林水産大臣賞を受賞する。これはハンバーガーという食文化の普及やフランチャイズ経営方式が評価されたもの。

食文化と言えば、1985年からブレックファーストメニューが始まり、朝食の外食と言えば駅の立ち食い蕎麦、という習慣を覆した。マフィン系商品と、ホットケーキなどが朝限定で販売され、「おしゃれに朝ごはんを食べられる」と女性に好評だったという。「おいしい笑顔マクドナルド」は1984年4月からのキャッチフレーズだ。

「チキンマックナゲット」

1984年に登場したチキンマックナゲットは、パリッとした食感とジューシーな肉の味が楽しめると好評で定番商品となった。バーベキューソースとマスタードソースが選べる他、期間限定でカレーソースなどが登場したこともある。しかし「プレーン(そのまま)で食べるのが通」という声も。

1986年~1990年 サンキューセットと新製品の時代

1980年代後半は、外食産業の歴史上「ハンバーガー戦争」と呼ばれたとか呼ばれないとか。先陣はマクドナルドのサンキューセット。520円だったハンバーガーとポテト、ドリンクのセットを390円とし、感謝の言葉「サンキュー」にかけた。この言葉は1987年の新語・流行語大賞の大衆賞に選ばれた。サンキューセットは後に30円値下げして「サブロクセット」になる。しかし、この時期のマクドナルドは価格競争だけではなかった。チキン、ポーク、シュリンプ(海老)、フランクフルトソーセージなど新しい素材を使った魅力的な新メニューも続々と登場した。

「ソーセージマフィン」

「てりやきマックバーガー」

1986年に登場した「ソーセージマフィン」は、ジューシーでスパイスのきいたソーセージパティを使っている。あっさり系の朝メニューに加わった「肉系メニュー」で、朝からしっかり食べたい男性に評判だ。1988年登場の「ベーコンマックバーガー」はポークパティ+ベーコンで肉のおいしさを引き立てる逸品。2010年現在のレギュラーメニュー「ベーコンレタスバーガー」はビーフパティのため、当時のベーコンマックバーガーとは違う味だ。

1988年に期間限定販売で登場した「フィレオチキンバーガー」はからしマヨネーズを使ったスパイシーな風味が人気だった。現在の「チキンフィレオ」はスイートレモンソースを使っているため、似た名前だが別の商品だ。1989年の「てりやきマックバーガー」はポークパティを使った和風味。3月に期間限定販売でスタートし、好評のためわずか2カ月でレギュラーメニューに格上げされた。

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目次
(1) 40周年へカウントダウン
(2) 現在の姿が見え始める1990年代
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