【レビュー】

日本語変換のパイオニア、「ATOK 2010」を試す - 本日試用版公開!

1 「ATOK 2010」の概要

    渡部仁  [2010/02/05]

    1979年の創業後、1981年よりパソコン用日本語処理システムの開発に着手してきたジャストシステム。文節かな漢字変換システムによって日本語処理システムの礎を築き、連文節かな漢字変換システムを導入することで精度の高い変換を実現し好評を博してきた。そして、時を経るに従い性能は進化し続け、「ATOK5」では自動変換、複合連文節変換、複合単文節変換、一括変換の4つの変換方式を採用。1992年にATOK監修委員会発足、昨今では「ATOKハイブリッドコア」というパワフルな変換エンジンを搭載するなど、複雑で様々な言葉・表現が存在する日本語変換システムのトップランナーとして、ジャストシステムはつねに業界をリードしてきた。

    そんなジャストシステムの代名詞とも呼べる「ATOK」が、2010年2月5日に新たなバージョンを発売した。それが今回紹介するATOK 2010 for Windows(以降ATOK 2010と表記)だ。次世代の日本語入力システムとして装いも新たに生まれ変わり、Microsoftの新しいOS「Windows 7」にも対応(32bitはもちろん64bit環境にも対応)している。

    ATOK 2010 for Windows

    ATOK 2010 for Windows [プレミアム]

    では、バージョンアップによって強化されたポイントを押さえていこう。まず、旧来製品からその変換性能に評判の高かった「ATOKハイブリッドコア」の機能強化が図られ、文脈処理における新しいアルゴリズムが導入された。同音異義語の使い分けや、前方単語との距離や意味合いを考慮した組み合わせを総合的に判断する。加えて、変換エンジンのベースとなる統計情報も洗練し、変換精度が高められている。また、カタカナ語入力の支援が強化されている。カタカナ語の読みを入力しようとして、「インターネット」や「コンピューター」などの単語を誤って英単語つづりを交えて入力してしまった場合にも、入力を正しく認識し、一発でカタカナ語に変換してくれる。

    他にも校正支援機能の強化、英語入力支援機能(ATOK 4E)の強化が図られ、快適な日本語入力環境を実現している。5万本限定のATOK 2010[プレミアム]には「8カ国語Web翻訳変換」機能が付加されており、日本語から中国語・韓国語・フランス語など、8カ国語への変換を自在に行うこともできる。

    機能強化されたATOKハイブリッドコアによって、入力した文脈を判断し的確に同音異義語を使い分けることが可能

    普段何気なく使ってしまいがちな誤った日本語表現についても的確に指摘してくれ、正しく美しい文章作成の支援をしてくれる

    英語綴りを交えて入力してしまった場合でも、変換キーを押下すると正しくカタカナ語に変換してくれる

    英語入力支援機能(ATOK 4E)も強化され、変換候補の一覧性向上、スペルチェック機能のパワーアップが図られている

    また、5日よりジャストシステムWebサイトよりATOK 2010無償試用版をダウンロードすることができる。試用期間は30日間ではあるが、基本機能はそのままに最新のATOK 2010に触れるチャンスなので、製品購入前に試してみるのもいいだろう。

    ATOKに込められた想い。それは「思考を妨げない日本語入力」

    ジャストシステムが日本語入力システムのパイオニアたる所以は、同社Webサイト「ATOKの辞書を語る」や、「ATOK.com」をご覧いただければお判りになると思う。とくに「ATOKユーザーの生の声」や「教えて!ATOKの便利なところ」に収録されているコンテンツには、ATOKの魅力である"さりげなくサポートしてくれる快適性"や"書き手の思考を妨げないスムーズな日本語入力"の一端が記されている。文字の入力は、業務からプライベートまでパソコンを使う場合には、常におこなう作業でもある。それが故に、その快適さを追求することは、極めて重要な試みであるといえる。

    快適さを損なうことなく文章を作成し、正しく美しい日本語表現を実現する。既にATOK 2009で実証されてきた利便性や優位性を更なる高みにまで引き上げられたATOK 2010を使ってみよう。

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