日本エイサーは27日、Acer Japan 2010 Kick-Off Meetingを開催。同社の2010年におけるマーケティング戦略を明らかにした。

日本エイサーのボブ・セン社長

ボブ・セン社長は、「エイサーは、市場破壊、価格破壊といわれるが、当社は決して赤字でやっているわけではなく、とくに2005年以降は収益は年間3%以上を計上している。サプライチェーンマネジメントによる高い効率性がこれを実現している。また、最安を追求しているわけではない。似たようなスペックでエイサーよりも安いものはある。エイサーが追求しているのはバリュー・フォー・マネーであり、顧客のニーズにフィットすることを目指している」などとした。

また、「2009年第1四半期から第3四半期までの全世界におけるエイサーのシェアは、Dellを抜き第2位になった。ノートPCにおいては19.27%となり、1位のHewlett-Packardに接近している。日本においても2009年は5.6%のシェアとなり、前年から1.3ポイント上昇し、順調に伸びてきている」などと、これまでの取り組みを総括した。

さらに、「中期的な目標として、2010年にはモバイルPCで世界一、2011年には日本で5位以内、2012年にPCで世界一を目指す」と述べた。

日本におけるエイサーのシェア推移と目標

「2010年にはモバイルPCで世界一、2011年には日本で5位以内、2012年にPCで世界一を目指す」とした