20日(米国時間)、Firebugの最新版であるFirebug 1.5.0がリリースされた。FirebugはFirefoxアドオンのひとつで、閲覧しているWebページのHTMLやCSS・JavaScriptを解析するWebデバッガだ。Firebug 1.5.0ではブレーク機能に関する機能が大幅に追加され、より直感的にデバッグが可能となった。概要やアップグレードの手順については「Firebug 1.5.0、登場」に詳しくまとめられているので併せて参照されたい。
おもな更新点は次のとおり(「Firebug 1.5.0、登場」より引用。詳細はリリースノートを参照)。
- 機能拡張されこれまででもっとも堅固なインスペクタ機能
- 新しいデバッグ機能「ブレークオン」の導入
- MathMLおよびSVGネームスペースのサポート
- HTML編集機能の改善
- Netパネルのタイミング表示をより正確なものへ改善
- XHRにおけるブレーク機能
- NetパネルおよびConsoleパネルへPersistボタンを追加
- スタイルサブパネルの分離
これら更新点のなかからいくつかをピックアップして、さっそくチェックしていこう。本稿でピックアップした更新箇所は次のとおりだ。
- インスペクタ - クィック情報ボックス
- コンソール/コマンドライン - 「持続(Persist)」ボタンの追加
- HTML - サイドパネルの「レイアウト」にz-indexおよびposition情報の追加
- HTML - 属性/要素の変更・削除時にブレークを設定できるように
- HTML - 「ボックスモデルを色づけ」機能の有効/無効が選択できるように
- CSS - 短縮プロパティの展開機能
- DOM - プロパティ変更時にブレークを設定できるように
- 接続 - 「持続」ボタンの追加
- 接続 - XHR Breakpoints
- 接続 - カラムのカスタマイズが可能に
- ツールバー/メニュー - 検索UIの機能強化
なお、ここでの動作環境は次のとおり。
- OS: Mac OS X 10.6.2
- Firefox: 3.5.7
- 機能比較用: Windows XP SP3 / Firefox 3.5.7 / Firebug 1.4.5