デビュー以来、映画やドラマにコンスタントに出演し、着実にキャリアを重ねる女優・水川あさみ。まるで透き通るようなクールなルックスで独特の存在感を放つ彼女だが、実は意外にも…。2010年も注目の彼女の、気になる仕事とプライベートの価値観について迫ってみた。

水川あさみ
1983年生まれ。大阪府出身。AB型。1996年、旭化成のCM「ヘーベルハウス」でデビュー。以後、テレビ・映画に多数出演し、2008年には『夢をかなえるゾウ』(読売テレビ・日本テレビ系)でドラマ初主演を果たす。現在、公開中の映画『のだめカンタービレ最終楽章』では、ヴァイオリン奏者三木清良を演じる。2010年1月9日に出演映画『彼岸島』が全国ロードショー。
撮影:糠野伸

――まずは2009年を振り返っていただき、どんな一年でしたか?

水川 : 「映画『彼岸島』の撮影で幕を開け、映画を3本、連続ドラマ2本、単発ドラマもやらせていただき、仕事の比重的にはすごくバランスの良かった年ではありましたね。ただ、やっぱり芝居を重ねるにつれ、怖くなりますね」

――と、いいますと?

水川 : 「もちろん、芝居をすることは圧倒的に楽しいです。他に面白いお仕事ってあるのかなって思うくらい。でも、キャリアを重ねるにつれ、演じる役に対する責任感がどんどん大きくなっていくから、その意味で『怖い』と思うんです。若い時はただ楽しいだけで、分からなくても勢いで出来たところもありましたけど、そうはいかなくなってくるというか」

――でも、怖さが分かるのも成長の証と言いますけどね。

水川 : 「そうなんですかね~(笑)。でも、これから先、分かっていかないといけないとは思います」

――プライベートではどう過ごされましたか?

水川 : 「コンスタントに仕事をしてましたけど、ずっと忙しかったというわけではなく、重なるということがあまりなかったんですよ。むしろ一昨年の方が仕事が詰まって忙しかったくらい。ですから、プライベートでは自分の時間がたくさん持てて、すごく良い一年でした」

――大のエヴァファンとしては、当然『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はご覧になりましたよね。

水川 : 「当たり前じゃないですか~(笑)。観ないわけないですよ~。残念ながら1回しか観れませんでしたけど」

――では、昨年、新しく始めた趣味などは?

水川 : 「それが全然ないんですよ。一昨年の暮れに取材で同じような質問をされた時に『2009年はゴルフをやる!』と宣言したんですが、結局、何も始められなくて…。ですので、その目標は2010年に持ち越そうと思います(笑)」……続きを読む