【レポート】

川口敬一郎監督と浅野真澄が登場! 『こわれかけのオルゴール』完成披露試写会開催

1 完成披露試写会の模様を紹介

      [2009/12/28]

    『こわれかけのオルゴール』の完成披露試写会が開催

    コミックマーケット75と76で、プロモーション版の頒布を行ったイラストレーターのPOP(ぽっぷ)氏率いる「ElectromagneticWave」制作によるオリジナルアニメーション『こわれかけのオルゴール』の先行特別上映会とトークショーが12月13日に秋葉原のとらのあなA店で開催された。

    同作品は、『もえたん』などのイラストを手がけたイラストレーターのPOP氏がキャラクターデザインを行い、『ハヤテのごとく!』や先日までテレビ放送されていた『にゃんこい!』などを手がけた川口敬一郎氏を監督に迎え、主人公のケイイチロウ役を柿原徹也、ヒロインのふらわーを浅野真澄が演じるオリジナルアニメーションとなっている。

    ■『こわれかけのオルゴール』ストーリー概要
    現代からさほど遠く無い未来、料理に掃除など家事をしてくれる"ペアレンツ"というアンドロイドが普及した日本。"交通事故"で家族を亡くしたケイイチロウは、ある夏の日の夜、ゴミ捨て場で旧式のペアレンツを拾う。
    家に持ち帰ったペアレンツには記憶は残されておらず、ケイイチロウは"ふらわー"という名前を付け、ふらわーとケイイチロウの生活は始まる……。
    ぽんこつペアレンツの"ふらわー"とケイイチロウの、ある夏の思い出を描いた切なく温かいハートフルストーリー。

    イベントは、まず、本編の先行上映から行われ、続いて、この日会場には来られなかった主人公・ケイイチロウ役の柿原徹也によるビデオメッセージが上映された。ビデオメッセージのなかで柿原は、「こわれかけのオルゴールという作品、ふらわーの絵を見たときには、萌え作品なのかなと思いきや、すごい人間ドラマが展開され、台本をいただいたときからどんどんストーリーに引き込まれていって、続きや過去が気になりました」と作品の魅力を語った。また、自身の演じたケイイチロウについても「本当に家族のことや妹のことを大切に思っているやさしいヤツなんだなと思いました。僕にも妹がいて、大変彼の気持ちがわかったので、大切に演じさせていただきました」と話した。

    柿原さんのビデオメッセージに続いて、川口監督と浅野真澄のトークが行われたので、その模様をお伝えしていこう。

    川口敬一郎監督(左)と浅野真澄(中央)が登場

    川口監督×ふらわー役・浅野真澄 スペシャルトーク

    ――浅野さん、演じられたご感想をお願いいたします

    ふらわー役の浅野真澄

    浅野真澄「声優の仕事をはじめて9年ほどたつのですが、これまでふらわーちゃんのような、ちっちゃいかわいらしい感じのキャラクターをやったことがなかったので、初めてお話をいただいたときには、ビックリしたというか、私でいいのかなって思いましたね」

    川口敬一郎監督「大体大丈夫でしたね」

    浅野「大丈夫でしたってことは、オールオッケーではないってことですか?」

    川口監督「ふわらー萌えるなーって(棒読み)」

    浅野「言わせちゃったみたいで、すいません」

    川口監督「さっき裏でね、言えって……」

    浅野「言ってないです! 記事にされちゃうでしょ!」

    ――これ以上、誤解が広がらないように次の質問、ぽっぷさんのデザインしたキャラクターについて、どのように感じられました?

    川口敬一郎監督

    浅野「川口監督からぽっぷさんは『○○好きのド変態』と聞いていたので、だから、すごくかわいらしい絵で、すごく私は好きなんですけど、それは『ゆがんだ愛情』なのかと思っていたら、ご本人にお会いしたら、ものすごくきちんとしたというかちゃんとした人で、あらためて、この人からこんなかわいらしいキャラクターが生まれるんだなと感動しました」

    川口監督「付き合いが始まってから3年ほどになるんですが、すばらしいまじめな方で、いつも感謝しております。ぜんぜん、ド変態じゃないですよ!」

    浅野「めちゃめちゃ、真顔で言っていたじゃないですか!(笑)」

    ――『こわれかけのオルゴール』というタイトルということで、オルゴールに関する思い出はありますか?

    浅野「私がときどきいくレストランに、すごく大きなディスクオルゴールがあって、値段を聞いたら、300万円くらいですっていわれて、そんなに高いオルゴールもあるんだなって。すごく素敵でしたね」

    川口監督「すいません、オルゴールに関する思い出がありません!」

    ――ケイイチロウはいかがですか?

    浅野「監督の名前もケイイチロウじゃないですか、私は、監督がアニメになったらケイイチロウみたいになるんだと思って、演じさせていただきました」

    川口監督「もともとは、名前が決まっていなかったんですけど、名前をどうしようかという話になって、どうせなら自分たちの名前を付けちゃえばという話になり、次の週からケイイチロウになっていました」

    浅野「そうなんですか、ちょっと傷つきやすいっていうか、傷ついている感じは?」

    川口監督「そのあたりはぽっぷ先生が」

    浅野「監督の心の傷をぽっぷ先生が見抜いてくれて、デザインしてくれたのかもしれませんね」

    川口監督「ナイーブなところとかね(笑)」

    ――注目してもらいたい、場面、台詞等のシーンはありますか?

    川口監督「全体的に注目してもらいたいんですが、美術はがんばってもらったので、背景は注目してもらいたいですね。舞台は荻窪なので、荻窪によくいかれる方は、あーって思うところも結構出てくると思いますので、そういったところも注目していただきたいです」

    浅野「劇中で、ケイイチロウが暮らしているおうちは、実際にあるんですよね」

    川口監督「まだ、ありますね。もうすぐ取り壊されちゃうみたいですが」

    浅野「川口監督が昔住んでいたお家なんですよね」

    川口監督「実際にあります。こんな細い家あるのかと思うかもしれませんが、間取りも忠実に再現されています。もちろん、ふらわーはいませんので」

    浅野「わかりますよ! 私は、最後に出てくる海のシーンは、すごく気持ちを込めてやらせていただいたので、注目して楽しんでいただきたいと思います」

    ――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いいたします

    浅野「初めてオーディションを受けたときから、形になるまで時間がかかった作品ですが、それだけにスタッフさんもこまかいところまでこだわって、愛情を感じる作品なので、皆さんにみていただけたらと思います」

    川口監督「最初の打ち合わせから2年くらいが過ぎていて、時間かかりすぎだろうという話もありますが、時間かけただけの作品に仕上がっているので、末永く楽しんでいただければと思います」



    来場したファンに向けて二人からメッセージが送られて、トークコーナーは終了し、イベントは終盤へ。この日行われた『こわれかけのオルゴール』先行特別上映会の最後は、川口監督、浅野真澄さんの2人に加えて、キャラクターデザインを担当したPOP氏の3名のサインの入った、ポスターと立て看板がもらえるじゃんけん大会が行われ、イベントは終了した。

    イベントの最後はじゃんけん大会

    次ページでは、イベント後に川口監督と浅野真澄が語ったメッセージを紹介しよう。

    会場では特設冊子の展示なども行われた

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