2009年7月に国際宇宙ステーション(ISS)に向けスペースシャトル「エンデバー」にて宇宙に上がり、日本実験棟「きぼう」の船外実験施設などの設置などを行ったSTS-127/2J/Aのミッションクルーおよび地上管制スタッフ、若田光一宇宙飛行士らは12月8日、NEC本社を訪問し、技術成果の報告などを行った。

訪問した若田宇宙飛行士らは、港区立芝小学校の児童約130名によるスターウォーズのテーマなどの演奏で出迎えられ、記念の花束を贈られた。

港区立芝小学校の演奏で出迎えを受けるSTS-127ミッションクルーら(左から、Mark L.Polansky船長、David A.Wolf宇宙飛行士、Thomas H.Marshburn宇宙飛行士、NASAフライトディレクターHolly Ridings氏、若田光一宇宙飛行士)

また、NECの代表取締役執行役社長である矢野薫氏や同取締役常務である岩波利光氏らと対談。矢野氏がNECが20年以上にわたりロボットアームや筑波の地上局、実験装置など多くの「きぼう」に関与する装置の開発に取り組んできたことの紹介などを行ったほか、NASAの宇宙飛行士で、STS-127の船長であるMark L.Polansky氏らミッションクルーそれぞれがISS滞在時の思い出やNECの開発したロボットアームについての感想を伝えた。

NEC本社43階にあるレセプションホールから、窓の外に広がる東京の空を眺めるSTS-127ミッションクルーら

NECの宇宙への取り組みなどを説明する同社代表取締役社長の矢野薫氏

NEC訪問の記念に互いに記念品をプレゼントするPolansky船長と矢野社長

矢野社長とSTS-127ミッションクルーらの記念撮影(中列、後列はNECやJAXA、NASA関係者ら)