ベンチマーク環境

さて、それでは実際に性能を確認してみたい。今回もまた、前回のRadeon HD 5750/5770/5850の評価と同様に、前回までの結果にRadeon HD 5970の結果を追加する形でレポートしてみたい。テスト結果は表1に示す通り、ハードウェア的にはグラフィックスカード以外全く同一である。ちなみにドライバはCatalyst 9.10では動作せず、評価ボードに付属した8.663.1_Beta4_Hemlock_VistaWin7_Nov6を利用する。もっともこのドライバはまだ完成度がいまひとつなのか、GPU-Z 0.3.6を使うとOSがクラッシュするといった現象に見舞われた。もっとも問題らしい問題はそれだけであって、むしろ内部的にはCrossFireを使っているにも関わらず、CrossFireでしばしば見舞われる、おかしな描画などに一切出会わなかったし、後述するように色々改善もあったようなので、機能的には問題なさそうだ。

■表1
CPU AMD Phenom II X4 965
M/B ASUSTeK M4A79T Deluxe
BIOS BIOS 1801
Memory DDR3-1333 CL9 2GB×2
Video ATI Radeon HD 5970
8.663.1_Beta4_Hemlock_VistaWin7_Nov6
HDD HGST DeskStar HDP725050GLA360×2 (RAID0, NTFS)
OS Windows 7 Ultimate 英語版

ちなみにATI Overdriveの画面で見る限り、定格はコア725MHz、メモリ1000MHzとなるようだ。Radeon HD 5870がそれぞれ850MHz/1200MHz、Radeon HD 5850が725MHz/1000MHzだから、構成的にはRadeon HD 5850×2と考えればいいのかもしれない。もっともRadeon HD 5850は動作周波数のみならず、Stream Processorの数を1割減らしているが、Radeon HD 5970でそのあたりがどうか、は(GPU-Zがまともに動作しないこともあり)現状不明である。メモリ容量は2GBであった(Photo13)

Photo12: 3Dをフルに動かしてないときはコア157MHz/メモリ300MHzとなっており、これはRadeon HD 5000シリーズで共通の模様。

Photo13: この数字は各GPU毎のもの。つまりメモリの総合計は2GB。