お触りOKなデート~スキンシップとキス

「友達モード」では学校を基軸とした生活が描かれていたが、「恋人パート」では彼女のプライベートを占有するシチュエーションが描かれる。そして、その醍醐味を凝縮しているのが「デート」ということになる。

デートをすっぽかさず、約束したデートの待ち合わせ時刻、場所に行くことができれば、服装や髪型を微妙に違えた彼女と出会うことができる。

ナオンという生き物は、髪型と服装、アクセサリなどを誉めると喜ぶという習性があり、この辺りも『ラブプラス』では忠実に再現がなされている。憎むべき我らが敵「MO」(MOTERU OTOKO)達は、この術に長けており、前回会ったときの彼女の髪型、服装、アクセサリなどを事細かく記憶しており、その違いを巧みに誉めることができる。『ラブプラス』は、MNO達に、MO達のそうしたピクチャーメモリー術を修練するためにこのフィーチャーを搭載したのだろう(たぶん)。

デートでは様々なイベントが発生するが、MNO達にとって直接的に楽しいのが「スキンシップ」だろう。デートの最中、「指アイコン」が表示されているときは彼女に(タッチペンで)触れることができるのだ。彦麻呂ならずとも、このモードを体験したプレイヤーならば、「これはもはやNINTENDOGSの女子校生版や~」と目をひん向いて声を張り上げてしまうところだが、いきなり恥ずかしいところに手を伸ばしたりすれば、やはり大顰蹙。MNO達は特にこのミスを犯しやすい。早まる気持ちを抑えてまずは手を触り、「手を繋ぐ」ことから始めよう。

ちなみに、さすがは「メタルギアソリッド」シリーズを送り出したKONAMI。同社制作の『ラブプラス』には「人目ゲージ」なるものがあって、このゲージ値が高いときはデート中の2人が人目にされされていることを示す。例えば「人目ゲージ」が高いときに激しいスキンシップを行うと、彼女は恥ずかしさのあまり著しく機嫌を損ねてしまうのだ。まさにここは、『ラブプラス』のステルスアクションゲームの要素……といってもいいかもしれない。スネークが人目を盗んで行うスキンシップの達人かどうかはわからないが、『ラブプラス』におけるスキンシップは、「人目ゲージ」が下がったときにチョイチョイとやるのが「ヨシ」とされるのだ。

MNO達は、『ラブプラス』で鍛練を重ねて、触ったか触っていないかが他人からは分からない玄人のスニーキング・スキンシップ技を是非とも身に付けていただきたい。ただし、このワザ、使う相手は自分の彼女だけにしておこう。見ず知らずのナオンに対して活用すると普通にお縄を頂戴することになるので注意されたし。

スキンシップモード発動! 基本ここではじらすような戦法がいいみたい

デート中の通常のスキンシップが気に入ってもらえると、ラブプラスの彼女達の顔がアップになり、「キススキンシップ」モードが発動。画面中の彼女の顔を優しくタッチしていくことになる。ポイントは触れる場所だが、これは触れたところの軌道や飛び出すハートの色で判断できる。軌道の色は黄色がベスト。緑や青にならないように、優しく丁寧に探ってこう。彼女の気分が良くなってくるとピンク色のハートが飛び出して、左画面のハートのゲージを満たしていく。逆にブルーのハートはNGである。

「スキンシップ」から「キススキンシップ」へ……

ハートのゲージが満タンになると、その周りにハートが1個浮かび上がる。「キススキンシップ」モード終了時にこのハートが1つでもあれば(最大5個)、お待ちかねの「キス」モードに突入だ。

「キス」モードでは、獲得したハートの数の回数だけ、彼女にキスすることができる。軽くタッチするとチュっと言う感じのソフトキッス、タッチした状態を維持するとハードキッスをしたことになる。キスをする場所や方法いかんによって、艶っぽい台詞が飛び出すこともあるが、『ラブプラス』はあくまでもプラトニックラブがテーマなのでそこから先はありません。夜中の放浪癖がある小早川凛子も、ちゃんと夜には家に帰るのでお泊まりデートは無しだ。

なお、タッチペンではなく指で直接プレイしている分には、まだギリギリセーフだと思うが、直に唇でキスをし始めたら……通報されるのでこれも注意されたし。まぁ、任天堂が「TOUCH DS」ブランド以外に、「KISS DS」ブランドなるものを立ち上げだしたら、それもアリとなるのかも知れないが……。

「キススキンシップ」モードでうまく彼女の気持ちを盛り上げれば、念願の「キス」モードが発動する

気持ちが高まれば、世界は純白に染まる……