10月31日、東京・秋葉原の東京アニメセンターにて、海洋堂による新作発表会「リボルテックエキスポ'09」が開催された。会場には海洋堂が展開中のアクションフィギュア「リボルテック」の、年末から来年にかけて発売される新作がズラリと並び、会場に訪れたフィギュアファンの購買意欲を熱くさせていた。

今年6月、「NEOリボルテック」と銘打ってリニューアルを行い、5カ月で31点という発売ラッシュをかけた、リボルテック。会場では年末から来年の新展開が一挙に披露された

今回で3回目の開催となり、ホビー業界の秋の風物詩として定着してきた感のある「リボルテックエキスポ」。今回の目玉は、なんと言っても新シリーズ「特撮リボルテック」の本格的なお披露目である。大魔神、エイリアン、ガメラなどなど、洋の東西や、時代の新旧の垣根にとらわれず、実写作品で大活躍した名キャラクターを次々とリボルテック化! ……というまさに夢の新シリーズだ。じつは昨年行われた「リボルテックエキスポ」にも、エイリアンだけは参考出展されていたのだが、それだけでもいかに海洋堂が長期間温めてきた大型シリーズなのかがよくわかる。今後も『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックや、『ロストワールド/ジュラシック・パーク』のT-rexなどもラインナップに挙がっており、かなりバラエティに富んだシリーズとなることは間違いないだろう。

「特撮リボルテック」以外にも会場には、夏の大ヒットも記憶に新しい『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のマリやアスカがフロイラインリボルテックに投入されたり、基幹シリーズのリボルテックヤマグチに、完全変形バルキリーが加わったりと、盛りだくさんの内容。以下、記事では一般撮影禁止だった展示物も許可を得て一挙に紹介しているのでじっくりとチェックしてほしい。なお、展示物のなかには、リボルテックのサポーターショップ「パワーショップ」で限定発売されるものや、雑誌付録として世に出るものもあるので、個別の作品に関しての詳細は公式サイトもあわせて参照していただきたい。

特撮リボルテック

「特撮リボルテック」の記念すべき第1弾は「大魔神」(2010年春発売予定・価格未定)。大魔神は海洋堂本社にも鎮座しており、なにかと縁の深いキャラクター。埴輪顔のほか、捕まった悪代官なども付属

大魔神と同時発売となるのは、海外特撮キャラの雄、「エイリアン」(来春発売予定・価格未定)。まずは第1作に登場した「ビッグチャップ」と呼ばれるタイプで登場。卵から飛び出たフェイスハガーも付属予定

懐かしの『快獣ブースカ』より「ブースカ」(発売日未定・価格未定)。目玉も可動するのでユーモラスな表情が自在につけられる。好物のラーメンや苦手なカメも付属

ブースカの向こうを張るのは、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の主人公「ジャック・スケリントン」(発売日未定・価格未定)。ヴィネット風の台座もおしゃれ

東宝の怪獣映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』から「バラゴン」(発売日未定・価格未定)。東宝怪獣は続々登場予定とのことだが、一番乗りがバラゴンとは渋すぎる! 展示のものは第1原型

「ま゛っ!」という声がいまにも聞こえてきそうな実写版「ジャイアントロボ」(発売日未定・価格未定)。先にリボルテック化された、アニメ版ジャイアントロボと並べるもよし

同じく実写版の『ジャイアントロボ』より、ライバルの「GR2」(発売日未定・価格未定)もリボルテック化。しかもロケットパンチバージョンの腕つき

ジャイアントロボとGR2の組み合わせ例も。ジャイアントロボの彩色が素晴らしいだけに、GR2の完成版も待ち遠しいところ

完結から今年で10年! 平成ガメラ三部作より「ガメラ」(発売日未定・価格未定)。口から吐くプラズマ火球も付属するほか、下半身を差し替えて飛行ポーズも再現

同じく平成ガメラ三部作より宿敵「ギャオス」(発売日未定・価格未定)。飛行ポーズも二足歩行の格闘ポーズもバッチリ再現。ミニサイズギャオスも付属予定

アメコミヒーローから初のリボルテック化が行われる「バットマン」(発売日未定・価格未定)。展示品は開発中の第1原型とのことで、まだまだバージョンアップする予定

SFファン待望! 元祖パワードスーツがリボルテック入り。小説『宇宙の戦士』より「機動歩兵(スタジオぬえ デザイン版)」(発売日未定・価格未定)

『ロストワールド/ジュラシック・パーク』より現代に蘇った暴君竜「T-rex」(発売日未定・価格未定)。特撮リボルテックのラインナップの幅広さを感じさせてくれる期待作

(次ページではフロイラインリボルテックほか)