5pb.より2009年10月15日に発売されるXbox 360向け想定科学アドベンチャー『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』。『CHAOS;HEAD』に続く5pb.とニトロプラスのコラボ企画第2弾となる本作もいよいよ発売目前と迫る。そこで今回は、ヒロイン・牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)の声を演じる今井麻美が語った本作の魅力について紹介しよう。

10月15日発売予定のXbox 360『STEINS;GATE』。左が数量限定版で右が通常版


今井麻美が語るXbox 360『STEINS;GATE』

――最初に『STEINS;GATE』のヒロインの話を聞いたときの感想は?

今井麻美

「お話を聞く前に雑誌でこの作品の絵を見たのですが、これまでのゲームとは少しちがった絵柄にすごく引き込まれたんです。それで、とても独自の世界を描いている作品なんだなって思っていたので、この役のお話を聞いたときは本当にビックリしました。『CHAOS;HEAD』とはちがう方向性にはなっていますが、同じスタッフさんが作っていらっしゃるということで、個人的にもとても期待感の高い作品だったんです。絵を見たときは、紅莉栖ちゃんの足が長いのに注目しちゃいましたね(笑)。紅莉栖は、とても頭が良くて、素直になれないところがある子なんです。感情表現はあまり上手ではないのですが、自分をしっかりと持っていて、自分としてはとても演じやすいキャラクターだったので、個人的にはすぐに紅莉栖ちゃんと仲良くなれたのかな、なんて思っています」

――それでは『STEINS;GATE』の作品のイメージについて教えてください

「とにかく漢字とか、難しい単語の多い台本だったなって(笑)。すっごい難しい言葉が多いんですよ。何といっても、紅莉栖ちゃんは"脳科学"ですよ。脳科学なんて何勉強しているんだろうって思っちゃいますよね(笑)。それで、いろいろな難しい理論などを同世代の子に話したりするんですけど、言っている内容が私にはまったくわからないんです(笑)。紅莉栖は自分の世界をガッチリと固めていて、多くは語らないタイプなので、オカリンやまゆしぃといったいわゆる10代、20代の若者の空気感に、はじめはなかなか溶け込めなかったりします。あと、ストーリー的には、ある出来事をきっかけに急に物語の展開が一気に加速するのですが、本当に信じられないぐらいのスピードで展開が進むので、小説を読んでいるような感覚になって、私も台本を一気に読んでしまいました。それくらい惹き込まれるストーリーになっているので、興味のある方には絶対にひっかかるところがあると思います」

――実際に紅莉栖を演じてみた感想はいかがですか?

今井麻美が演じる牧瀬紅莉栖

「私の中の勝手なイメージなのですが、科学者ってすごく早口なイメージがありまして、きっと紅莉栖は人より2手も3手も先のことを考えている子だと思うので、そうなるとやはりゆっくり喋る子ではないなと。あと、わりと自分の世界を閉じてはいるのですが、ぶつけるところにはちゃんと感情をぶつける子なので、とにかく最初は攻撃的な感じて演じていました。科学者でありながら、人の前に立って話す人でもあるのですが、彼女は若いので、きっと弱いところを見せた途端、誰も話を聞いてくれなくなるのではないかなって思うんですよ。なので最初はそのあたりをすごく意識しました。ただし後半は、ツッコミどころ満載の個性的なキャラクターたちに巻き込まれていくことで表に出てくる、彼女が本来持っていた柔らかさをだんだんと表現できたらいいなと思いながら演じました」

――強いだけではないということですね

「基本的には強いキャラクターなのですが、後半は多少デレもあります(笑)」

――紅莉栖のキャラクターで好きなところはありますか?

「素直にまちがったことは認めるところですね。自分の信念を曲げないというところはもちろんあるのですが、ちゃんと引くべきところと絶対に引かないところがすごくはっきりしていて、柔軟性もあって、けっして一面性だけではないというところが魅力だと思います」

――今井さんから見た紅莉栖のファッションのポイントは?

「やはり短パンに黒いタイツですね。ここが18歳にあるまじき色気だなあと(笑)。出すよりもセクシーみたいなところがありますよね」

――『STEINS;GATE』には紅莉栖のほかにもたくさんの女性キャラクターが登場しますが、その中で気になるキャラクターはいますか?

「何気に萌郁さんはミステリアスで素敵な人ですね。ほとんど喋らないのですが、そこが余計にミステリアスな部分を際立たせているという印象が強いです。まゆしぃはとにかくかわいいです(笑)。『トゥットゥル~』という口癖があるのですが、そんな愛らしいことは、紅莉栖はまったく言わないですからね (笑)」

――ゲームからはじまり、コミカライズ、WEBラジオなど、『CHAOS;HEAD』同様に幅広い展開を見せる『STEINS;GATE』ですが、やはり最終的にはアニメ化も期待できる作品だと思います。そのあたりについて、ヒロインとしての熱い思いをお願いします

「やはりこういうことは、自分たちがいくらやりたくてもなかなか実現できるものではないと思うんですよ。ただ、アニメ化されても、毎週絶対に観たくなるようなストーリー展開のできる地盤がある作品だと思っています。なので、ここは皆さんのお力添えあっての事ですので、よろしくお願いします」

数量限定版特典の「未来ガジェット3号機『もしかしてオラオラですかーッ!?』」(ウソ発見器)にチャレンジ

――それでは最後に、作品を楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします

「本当にいろいろな要素が盛り込まれている作品になっています。私のように、見た目で気になってくださる方もいらっしゃると思いますし、音楽も、いとうかなこさんが歌うオープニング曲がすごくカッコいいんです! さすが志倉さんが手掛けているだけあって、作品の世界にすごくリンクしています。また、たくさんの豪華なキャストの方が出演なさっていますので、そういったところが気になる方もいらっしゃると思います。本当に間口の広い作品になっていると思いますので、少しでも気になったという方は、ぜひお手に取っていただけたらうれしいなと思います」

――ありがとうございました


ゲームタイトル STEINS;GATE (シュタインズ・ゲート)
対応機種 Xbox 360
ジャンル 想定科学アドベンチャー
発売予定日 2009年10月15日
価格 7,140円 (通常版)
9,240円 (数量限定版)
数量限定版特典 未来ガジェット3号機「もしかしてオラオラですかーッ!?」(ウソ発見器)、設定資料集「VISUAL COLLECTION」
CEROレーティング C (15才以上対象)
(C)2009 5pb. Inc./Nitroplus