【レポート】

FTF Japan 2009 基調講演レポート - 4つの分野に経営資源を注力

1 2009年のFTFの締めとなった日本での開催

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Photo01:米Freescale Semiconductor上級副社長兼フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン 代表取締役社長の高橋恒雄氏

2009年9月9日、都内でフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンによるFreescale Technology Forum Japan 2009(FTF Japan 2009)が開催された。例年だとこのFTF、米国オーランドで開催されるFreescale Technology Forum(FTF)を皮切りに、世界各国でLocal FTFが開催される運びとなるのだが、今年はなんとそのオーランドが延期になってしまった。理由はというと、「経済状態の悪化により、参加者の多くがオーランドまで集まることができない」というもので、このため米国に関しては代わりにVirtual FTFが6月14日~16日に開催されるという、ちょっと変則的なものになった。ただしLocal FTFに関しては8月27~28日に中国、9月2~3日にインドでそれぞれ開催され、9日の日本で幕を閉じた形である。今年はFTF EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ地域:昨年はパリで開催)もなく、昨今の経済情勢を鑑みると日本で無事開催されたことは喜ばしい。

さて、そのFTFであるが基調講演には本国からCEOであるRich Beyer氏や、ゲストにNTTドコモ 研究開発センター所長の小森光修氏その他を招いての、なかなか豪華なメンバーでの内容となった。まず冒頭挨拶に立った高橋恒雄氏(Photo01)がこれまでの動き(Photo02)と今回のテーマ(Photo03)を簡単に紹介してから、Rich Beyer氏(Photo04)にバトンを渡した。

Photo02:携帯電話事業の売却は2009年2月に明確に言及され、9月に入って一部が富士通に売却された(これについては後述)。また6インチファブの閉鎖と仙台デザインセンターの閉鎖は同4月に発表された

Photo03:携帯電話事業(正確に書けば携帯電話端末向けビジネス)を中止する代わりに、新たに4つの注力分野を定め、そこにフォーカスするという事が改めて示された。

Photo04:シャープのNetWalkerを手にするRich Beyer氏。就任から1年半が経ち、すっかり製品やビジネスも熟知した模様。昨年末から今年前半に掛けては同社のExectiveのポジションが色々変わっており、氏が色々と荒療法を施したっぽい雰囲気が伝わってきている。とはいえ、このところは比較的安定しているので、荒療法も一段落したということか。もっともビジネス的には相変わらず色々ドラスティックな動きがあるが。

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インデックス

目次
(1) 2009年のFTFの締めとなった日本での開催
(2) Freescaleの目指す方向性
(3) 自動車の安全とネットワークの進歩への対応
(4) ヘルスケアとセンサによるコンシューマ市場の拡大
(5) LTEが作る新しいワイヤレスネットワークの形態
(6) 今後のFreescaleのビジネスの方向性

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