【レポート】

AMD、モバイル向け新プラットフォームとマーケティングブランド「VISION」

1 モバイルの新プラットフォームを解説(1)

    石川ひさよし  [2009/09/10]

    AMDは、メインストリーム向けノートPCの新プラットフォームと、第2世代の超薄型ノートPCの新プラットフォーム、およびそのマーケティングに用いられる「VISION」ブランドに関する説明会を開催した。

    メインストリーム向けノートPCの新プラットフォーム(コードネーム:Tigris)は、既に8月時点でプレビューされているが、プラットフォームのアドバンテージとして、DirectX 10.1対応統合グラフィック、Avivo HDによるデュアルストリーム対応のHDビデオプレイバック、PowerNow! 2.0省電力機能、HDMI 7.1chの対応などが挙げられる。

    Tigrisプラットフォームの特徴。新チップセットの統合グラフィック機能はDirectX 10.1に対応し、Avivo HDはデュアルストリームのHDデコードに対応。PowerNow! 2.0によりバッテリー駆動時間も若干延長されているとのこと

    また、TigrisではUVD2.0が搭載されている。Tigrisプラットフォームについて解説した日本AMDの土居憲太郎氏によると、10月登場予定のCatalyst Control Center 9.10ドライバから、UVDを使って動画をトランスコードすることが可能になるとされる。このUVDによるトランスコードは、Windows 7の標準機能で、動画を変換しポータブルメディアプレーヤーにコピーするという作業「Drag and Drop」でも利用可能であることをデモで示した。

    Windows 7の標準搭載機能「Drag and Drop」で、TigrisのUVDを用いたトランスコード支援をデモ。CPUによるトランスコード処理と比べ約1/2の時間で変換できるという

    プロセッサには45nmプロセステクノロジを導入した「Stars」コアが採用される。具体的には「Turion II Ultra デュアルコア・モバイル・プロセッサ」「Turion II デュアルコア・モバイル・プロセッサ」「Athlon II デュアルコア・モバイル・プロセッサ」「Sempron プロセッサ」の4ブランドが用意される。

    主な仕様として、L1は256KB/コア、L2キャッシュはTurion II Ultraで2MB、Turion IIおよびAthlon IIが1MB、Sempronが512KB。システムバスは上位2ブランドが3.6GHzで下位2ブランドが3.2GHz。メモリは全て共通でDDR2-800対応。TDPはSempronのみ25Wのほかは35Wとされている。チップセットは「RS880M」(開発コードネーム)で、組み合わせるサウスブリッジはSB710。

    CPUブランド名 モデルナンバー クロック コア L2 システムバス TDP
    Turion II Ultra M640 2.6GHz 2 2MB 3.6GHz 35W
    M620 2.5GHz 2 2MB 3.6GHz 35W
    M600 2.4GHz 2 2MB 3.6GHz 35W
    Turion II M520 2.3GHz 2 1MB 3.6GHz 35W
    M500 2.2GHz 2 1MB 3.6GHz 35W
    Athlon II M320 2.1GHz 2 1MB 3.2GHz 35W
    M300 2GHz 2 1MB 3.2GHz 35W
    Sempron M100 2GHz 1 512KB 3.2GHz 25W
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