【レポート】
米Appleは、WWDC 09のプレビューでMac OS X v10.6 Snow Leopardについて「Mac OS Xには1,000以上のプロジェクトがあり、その90%にブラッシュアップを加えている」と説明した。Grand Central Dispatch (GCD)やOpenCL、QuickTime Xといった比較的メジャーなアップデートがある一方で、ほとんど紹介もされないマイナーなアップデートが大量に存在するわけだ。Mac OS Xファン向けのサイト「TidBITS」(日本語サイトはこちら)では、こうした名もなきマイナーアップデートの一部を紹介している。
スリープ状態やスクリーンセーバーからの復帰時にパスワードが設定できるが、このパスワード入力が必要になるまでの時間を設定できる。Leopardではパスワード入力の有無のみの指定だったが、Snow Leopardでは5秒から4時間までの間でタイミングを設定できる。「システム環境設定」を開いて、「セキュリティ」項目の「一般」タブで指定する。
Mac OS XではUSBメモリや外付けHDD、ネットワークドライブをマウントした後、取り外す際に「Eject」動作が必要となるが、これがときどき失敗した旨のメッセージとともに中断されることがありストレスの原因だった。Snow LeopardではEject処理の進行状況が表示され、しかも失敗したときにはドライブをロックしている原因となっているプロセスやアプリケーションも表示するようになった。プロセスはターミナルからlsofコマンドで確認して終了させることが可能だが、Force Ejectボタンを使用したほうがいいだろう。ただし、強制イジェクトによってファイルが破壊される危険性があることはお忘れなく。
離れたマシンにiChat経由で写真やプレゼンテーションを送信できるiChat Theaterは便利な機能だが、このサイズが640×480ピクセル以内で300kbpsまでの送信ストリームに対応するなど、以前に比べて制限が緩くなっている。動画のほか、比較的サイズの重いPDFファイルのプッシュが可能になっている。
日本のユーザーにはほとんど縁のない話だが、Wi-Fi経由でタイムゾーンの設定が可能になっている。Wi-Fiで位置情報を読み取ることで、その地域のタイムゾーンに自動設定されるのだ。これにはiPhone OSが位置情報取得に利用しているSkyhook Wirelessの技術を応用しているとみられる。もちろん、タイムゾーンの自動設定をオフにすればWi-Fi経由での更新を停止することもできる。
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