【レポート】

仮想化活用レベルを押し上げるVMware新技術の数々 - VMworld 2009基調講演

3 クラウド対応の強化、SpringSourceとの協調

    星原康一  [2009/09/02]

    VMware vCloud Express - 必要なリソースが即座に使えるクラウドサービス

    VMwareベースのクラウド環境構築を支援するサービスプロバイダー向けイニシアティブ「VMware vCloud Initiative」が発表されてから1年が経過しようとしているが、その具体的な成果としてMaritz氏がアナウンスしたプログラムが「VMware vCloud Express」である。

    VMware vCloud Expressは、"Pay-as-You-Go"というキーワードに象徴されるクラウド事業者向けプログラムで、これに準拠したサービスでは、必要なときに必要な分だけのリソースを備えたアプリケーション実行環境を構築でき、使った分だけ料金を支払うかたちになる。

    すでに米terremarkなどのサービスプロバイダーが同プログラムに基づくサービスを提供しており、講演ではアカウントを取得してクレジットカード番号を入力し、必要なリソースを指定するだけで環境が出来上がる模様が紹介された。

    米terremarkが提供するVMware vCloud Expressサービスのデモ。アカウント取得後、必要なリソースを指定するだけでクラウド上の実行環境が手に入る

    また、VMware vCloudに関しては、VMware vCloud APIの作成が進められており、VMware vCloudプラットフォーム間でのアプリケーション移動を可能にする取り組みなども行われている。こちらの詳細は追って説明しよう。

    SpringSourceとのコラボレーション

    Maritz氏の講演の中で、クラウドコンピューティングにまつわるもう1つの話題として紹介されたのが、8月11日にVMwareが買収した米SpringSourceとのコラボレーションである。

    Maritz氏は、Javaアプリケーション開発で広く利用されているSpringSourceのフレームワークやサーバをVMwareベースのクラウド環境に用意しておくことで、開発者や管理者にとっての利便性をより高めることができる旨を説明。すでにその取り組みは進められており、壇上に招かれたSpringSource CEOのRod Johnson氏は、統合開発環境からインターナルクラウド(企業内クラウド)環境やエクスターナルクラウド(外部クラウド)環境に直接配備する模様をデモで示した。

    SpringSourceのフレームワークやサーバを活用してクラウド対応を強化

    基調講演の最後にSpringSource CEOが登壇

    Eclipseから直接クラウド環境に配備するデモを披露した

    SpringSourceについても詳細を追って説明していく予定だ。

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