【レポート】

話題のユキヒョウを追う「Snow Leopard、ココに注目」(2) - 64bit時代の到来

2 アプリケーションの64bit化対応(2)

    海上忍  [2009/08/31]

    また、これらSnow Leopard向けに用意された(64bitバイナリ収録の)アプリケーションは、Snow Leopard以前のシステムでは実行できない。試しにLeopardからSnow Leopardのアプリケーションフォルダをのぞいてみたところ、Safariやプレビューには"進入禁止"のマークが表示されていた。実際にテキストエディットをLeopardにコピーして試したところ、実行できなかったこともあわせて報告しておく。

    LeopardからSnow Leopardのアプリケーションフォルダを表示したところ。後方互換性を考慮せずSnow Leopard用にビルドされたアプリケーションには、"進入禁止"マークが表示されている

    ■表:標準装備されるアプリケーションの64bit化対応状況
    x86_64 i386 PowerPC
    Automator ×
    Dashboard
    Dock ×
    DVD Player × ×
    Finder ×
    Front Row ×
    iCal
    iChat ×
    Mail ×
    プレビュー ×
    QuickTime Player(X) ×
    Safari ×
    Time Machine
    画面共有
    システム環境設定
    テキストエディット ×

    カーネルの動作モード

    このように、64bitコードを実行可能なCPU(Intel 64対応/旧称EM64T)を搭載したマシンであれば、Snow Leopardは64bitコードを優先して実行しようとする。しかし、冒頭で述べたように、テスト機の第3世代MacBook Proのカーネルは32bitモードで動作している。本稿執筆時点では、デフォルトで64bitモードが適用されるハードウェアは、公式には2008年発売以降のXserveのみだ。

    公式にはサポートされないが、条件を満たすハードウェア/ファームウェアを利用する場合、システムブート時に「6」と「4」のキーを押し続けることで、カーネルを64bitモードで起動できることが知られている(「【レポート】64bit完全対応のSnow Leopard、実はデフォルト起動は32bitカーネル!?」)。残念ながら、筆者のテスト機種はこの方法ではカーネルが64bitモードとならず、システムプロファイラの「64ビットカーネルと機能拡張」欄も「いいえ」のままだ。

    カーネルの動作モードは、システムプロファイラで確認できる

    次回は、各種ベンチマークソフトを利用し、Snow Leopardがどの程度高速化されたかについて検証してみたい。

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