フードペアリングで一層広がるコーヒーの世界

早速コーヒーをいただこうとすると、フードペアリング例として「レモンスコーン」(230円)を提案された。「コーヒーとフードのペアリングは、『興味はあるけれど試したことがない』という方が多いようなので、ペアリングを体験してもらい、新たなコーヒーのおいしさを知っていただければ」。なるほど、ゆっくりと接客ができるコンシェルジュカウンターだからこそのサービスである。

ペアリングの一例: 「ブレックファーストブレンド」(コーヒープレスサービスの場合は400円)と「レモンスコーン」(230円)

コーヒープレスで用意してもらった「ブレックファーストブレンド」は、非常にマイルドな味わい。爽やかな酸味が後追いしてくるので、後味も軽い。その名の通り、朝にピッタリなコーヒーだ。合わせた「レモンスコーン」にはレモンピールが入っているので、レモンのようなフレーバーを持つコーヒーにピッタリ。このように、コーヒーとフードに共通項を持たせることは、ペアリングを成功させる1つの要素なのだ。お気に入りの豆が見つかれば、もちろん購入も可能。自宅でも素敵なコーヒータイムを過ごせる。

お話をしていくうちに、私だけブラックエプロンのバリスタを独占しているのは非常に恐縮な気持ちになってきた。そこで、コーヒーに関する疑問についてブラックエプロンバリスタの方々にお答えいただいた。最後にそのQ&Aを載せて、この記事を締めくくるとしよう。皆さんがもっともっとコーヒーが好きになることを願いつつ……。

ブラックエプロンバリスタが解決! コーヒーの気になるギモン

Q: コーヒー豆の賞味期限は?
A: スターバックスでは、香りや味わいが損なわれないよう、コーヒー豆の袋を開けてから1週間で使い切るようにしています。コーヒー豆を挽いて粉にすると、空気と接する面積が豆のときより増えてしまい、酸化しやすくなります。なので、できれば豆の状態で購入されることをオススメします。

Q: 好みのコーヒー豆が見つかりません。どうしたら見つけられる?
A: スターバックスのコーヒー豆は、「ラテンアメリカ」「アフリカ / アラビア」「アジア / 太平洋」といった産地ごとに大別できます。入門編としてオススメなのが「ラテンアメリカ」。具体的な商品としては「ブレックファースト ブレンド」や「コロンビア ナリニョ スプレモ」「グアテマラ アンティグア」などがあり、コクや酸味といった味わいの要素が程よいバランスでまとまっているのが特徴です。酸味が苦手な方には不向きですが、親しみやすい味ですよ。でも私たちとしてはやはり、直接聞いてもらえるとうれしいですね。

Q: ブレンドとストレート、どっちがいいの?
A:それぞれ長所があります。ストレートは、やはりその豆の味をダイレクトに感じることができます。ブレンドは、色々な味わいの豆を使っているので味に複雑さ、奥行きが出ます。

Q: 家でコーヒーを淹れるとき、ハンドドリップとコーヒープレス、どちらがオススメ?
A: "淹れやすさ"で考えるとコーヒープレスがおすすめです。ハンドドリップは個人の力量が味に反映されてしまいます。しかしコーヒープレスは、分量や時間といった基本的な要素をきちんと守れば、おいしいコーヒーを淹れることができます。

Q: コーヒープレスで使う豆の挽き具合は?
A: ペーパーフィルターより、少し粗めにしましょう。お店で挽いてもらうときは、「コーヒープレス用に」と伝えてください。

今回紹介の「スターバックス コーヒー 新宿マルイ本館 2階店」で、コーヒーセミナーが開催されます!!

コーヒーセミナーアイスコーヒー編
日時: 8月18日11:00~13:00
受講料: 3,000円
詳細はスターバックス コーヒー オフィシャルサイトにて