「戦国」と「メイド」、その発想はなかった!
メイドカフェブームもピークを過ぎて久しい昨今、激戦区・秋葉原にまた新たなお店が誕生しました。
巷の戦国ブームとメイドカフェを組み合わせるという、これまで誰も思いつかなかった斬新なコンセプトが売りの戦国メイドカフェ「もののぷ」。いったいどんなお店なのか、さっそく体験してみることにしました。
「お帰りなさいませ、お屋方様!」
お店に入るなり元気よく迎えてくれたのは、オリジナルの和装メイド服に身を包んだ戦国メイドさん。
ご覧の通り、普通のメイド服ではありませんし、和装かというとそうでもありません。確かにこれは戦国メイド服としか言いようのない代物です。ピンクと青のコントラストと、そこにさりげなくあしらわれた大袖と草摺(くさずり)がとってもオシャレ。……いや、本来はオシャレではなくて戦闘時の防御力を高めるための防具だったはずなのですが、メイド服と融合するとこんな風に可愛らしいアクセサリーに変身してしまうようです。
なお、戦国メイドの皆さんは歴史が好きで詳しい方ばかりということなので、思う存分歴史トークを楽しみたいという方にはぴったりのカフェなのではないでしょうか。
店内とお店のシステムを大公開!
お店の中はテーブル席の他、カウンター席もあり、あちこちにのぼりや甲冑の写真などが設置されていました。
和テイストが内装のベースになっているということはわかるのですが、全体的に見ると決して和風ではないという不思議な空間が広がっていて、まるで異世界に迷い込んだような感覚が味わえます。
この雰囲気を無理矢理例えるなら、ご当地に関係ないものまで色々並べてカオスと化したお土産屋という感じ。でもこれはこれで戦国メイドさんともマッチしていて良いのではないでしょうか。正統派の和風を求める人はその手の甘味処に足を運んで抹茶パフェでも食べればいいと思います。
気になるお店のシステムですが、お客さんは初回の入店では「足軽組頭」としてスタート。スタンプカードにスタンプをためていくとどんどん位が上がり、「足軽大将」「侍大将」などを経て、最終的には「征夷大将軍」になることができます。……農民から天下人となった秀吉並みの大出世が体験できるというわけですね。
ちなみにスタンプをためることでチェキ(戦国メイドさんとの写真撮影)ができたり、チャージ料が割引されたりします(通常は60分で500円かかります)。
その他、お店ではグッズの販売も行っており、今後どんどん新しい商品が追加されていく予定とのこと。ファンなら併せてチェックしたいところですね。