【レビュー】

FOMAハイスピード内蔵Netbookの実力を試す - ASUS「Eee PC 1003HAG」

1 スペック等

    塩田紳二  [2009/07/26]

    ASUSのEee PC 1003HAGは、ドコモの通信ユニットを搭載したネットブックだ。CPUには、Atom N280を採用し、液晶は、ネットブックで標準的な1,024×600ドット10インチである。また、無線LANがIEEE 802.11n(Draft 2.0)に対応しており、ネットブックとしては、比較的高機能な部類に入るだろう。メーカー参考価格は、69,800円である。

    液晶が10インチで、かつ額縁部分も大きいため、キーボードやタッチパッドの配置に余裕がある

    スペック等

    このASUS Eee PC 1003HAG(以下1003HAGと略す)は、同社の1002HAEとスペックやデザインがよく似ている。このモデルをベースに、W-CDMAのデータ通信モジュールを搭載したのではないかと思われる。主なスペックを表1に示す。

    ■表1
    CPU Intel Atom N280
    クロック周波数 1.66GHz
    メモリ容量 1GB
    LCD 10インチTFT 1,024×600ドット
    グラフィックス Intel GMA 950
    HDD 160GB
    LAN 100Base-T/10Base-T
    WLAN IEEE 802.11b/g/n(draft 2.0)
    Bluetooth 2.1+EDR
    バッテリ駆動時間(充電時間) 4.3時間/2.1時間
    サイズ W264×D181×H28mm
    重量 1.4kg
    USB USB 2.0×3
    その他I/F RGB、カードリーダ、ヘッドホン、マイク
    Webカメラ 130万画素

    CPUは、1.66GHzのAtom N280。従来のN270よりもわずかにクロックが向上しており、クロック比程度の性能差はある。また、バス速度も向上している。チップセットは、945 Expressチップセットで、グラフィックスは、GMA 950。この点では、従来機種とほとんど変わりがない。

    液晶は1,024×600ドットであり、通常のネットブックの範疇を越えるものではないが、10インチで多い1,024×576ドットと比べれば、この解像度での24ドットには大きな価値はある。

    USBポートやRGBコネクタなど、装備しているインターフェース、コネクタ類は、ネットブックとしては標準的なものだが、無線LANに802.11nを採用している機種はそれほど多くない。最近では、11nを搭載した無線LANルータも価格がこなれてきたし、多くのユーザーが使っていると思われる。速度や到達距離的に有利な11nを使えるというのは、メリットといえるだろう。

    バッテリ駆動時間は、4.3時間。一日持ち歩いて使うには、少し容量不足を感じる。モバイルでも、ACが使えるファーストフード店などでの利用が中心になりそうだ。ただ、充電時間が2.1時間と短いのはメリットだ(長時間動作が可能なネットブックでは、充電時間が半日近いものもある)。また、ACアダプタも小型のタイプで持ち運びに苦労することはないだろう。本体重量が1.4kg軽量でもあるし、どちらかというと、ライトなモバイル利用が中心となるだろう。

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