【レポート】
高速ツアーバスを展開するウィラー・トラベルは、東京 - 大阪間にビジネス・パーソン向けの夜行バス「ビジネスクラス」を1日1往復で運行をスタートする。運行開始にあたって、日野の大型観光系ハイブリッドバス「セレガ ハイブリッド」を新たに2台導入し、"ホテルのおもてなし"をキーワードにしたビジネスクラスの室内空間を提供していくという。17日からの運行開始を前に、15日、同社がこのビジネスクラスバス2台を展示。さっそくそのシートの座り心地などを試してみた。
まずは外観から。ピンクの"ウィラーカラー"をまとったビジネスクラスのセレガ ハイブリッドは、ボディまわりはスタンダードタイプのセレガと共通。識別ポイントはフロントの「Hybrid」のワッペンと、前輪後ろのトランク部分の"エア排出口"の2つぐらい。この排出口は、通常3庫あるトランクルームの前方ひとつをハイブリッドシステムの格納などに使用しているためにできた穴。同社ドライバーはもうひとつの識別ポイントとして、「フロントの行き先表示LEDの下、グリル部分に2本がメッキっぽくなっているのがビジネスクラスバスだ」と教えてくれた。
次に、"ホテルのおもてなし"を目指した車内空間を見ていこう。乗車口のステップを3段上がると、「ホテルのフロントのおもてなしをイメージしたウェルカムキャビネット」(同社)が目に入ってくる。通路を挟んで運転席側が「ビジネスクラスコンフォート」と呼ばれる1列シート。もう一方がウッド調のパーテーションで区切られた2列シートが並ぶ。従来のスタンダードタイプで40席程度あるところを、ゆとりを持たせてたったの16席という座席配置に仕立てられているのが特徴的だ。
さっそく横幅65cmのシートに座る。1列側のビジネスクラスコンフォートには、窓側から地デジ対応プライベートTVが付いていて、通路側のカーテンを閉めて備え付けられたヘッドホンで視聴することができる。また、全席に無線LAN (IEEE802.11b・IEEE802.11g)が対応していて、消灯時間から朝5時までの間を除く時間帯で、ネット環境を利用できる。携帯電話の充電やノートPCの使用などに重宝する100Vの"プライベートコンセント"が備えられているのもうれしい。
リクライニング機構にも新たな試みが施されている。フルでリクライニング(電動)させ、フットレストをめいっぱい上げれば、フラットとまではいかないが、「リクライニング角度(132度+ゆりかご10度)」(同社)によって、これまでにない"深く眠れそうな姿勢"になれる。新採用のチルト機構は、ヒップ部分が沈むように傾斜し、頭と膝の高さが従来タイプよりも近くさせている。
車内後方へと行くと、大人ひとりが余裕をもって着替えることができるほどの化粧スペースには、運転席側に洗面台が、もう一方側に洋式トイレが備わる。化粧スペースの手前には、スーツなどを掛けられる簡単なクローゼットも用意されている。
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