【インタビュー】

人と人をつなぐことで"1+1=3"をも可能にする――それが現場のBIのあるべき姿

1 今、現場のユーザーにとって業務の中で行えるBIが必要

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今日、企業は膨大な量のデータを抱えているが、それらを使いこなしているケースは少なく、いわば"お宝"が眠っている状態なのではないだろうか? 景気の後退により、熾烈な戦いが繰り広げられているなか、勝ち残るためには価値あるデータをいかに有効活用できるかどうかが重要となってくる。こうした企業内のデータを意思決定に活用できるようにする手法が「BI(Business Intelligence)」だ。今回は、マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 エグゼクティブプロダクトマネージャを務める米野宏明氏に、BI市場の動向、企業がBIを活用するためのポイントなどについて話を聞いた。

タイミングと市場が相まってニーズを喚起

初めに、米野氏は「一説には、景気が悪いとBI市場が盛り上がると言われている。というのも、企業は不況によって投資が十分に行えない中、既存のものを活用することで自社の課題を解決しようとするため」と、現在の市況とBIの関係性について言及した。

さらに、現在はERPなどの業務システムの企業への導入が一巡した状況で、次のステップとして、行った投資をいかに回収していくかという段階にきている。例えば数年前に、SAPがBI専業ベンダーのビジネスオブジェクツを、また、オラクルが同じくBI専業ベンダーのハイペリオンを買収したが、「BIを単体として扱わず、自社が販売する業務システムに蓄積されたデータを活用するツールとしてBIを位置づけている」と同氏は指摘する。

同氏は、BIが業種業務を問わず幅広いニーズを生み出し始めたのは「ここ数年のこと」と話す。同社でも古くからBI向けのツール群を提供してきたが、ここ数年特に顧客からの問い合わせが増えてきているそうだ。

BIの"難しさ"は慣れが解決

「専門用語が多い」、「多角的な分析を行って多彩なレポートを作成する」など、BIと言えば「難しい」というイメージを持っている人も少なくないのではないだろうか?

米野氏は、「感覚として、まだ"(BIは)難しい"イメージが強い。国内では特にその傾向が強いようだ」と説明する。同氏によると、その原因は「BIをデータ分析技術ととらえてしまうから」だそうだ。BIは専用アプリケーションを使って行う業務と位置付けられがちだが、そうではなく、「日常業務の中に組み込まれた形でBIは行われるべき」と、同氏は主張する。

「BIはマネジメント層が組織全体の意思決定のために使うレポートを提供するためのものと、個々の従業員が自身のビジネスの意思決定のために使われるものと2パターンある。ビジネスにスピードが求められる現在、マネジメント層だけでなく、一般ユーザーも正確かつ俊敏な意思決定を行う必要がある。通常業務の流れの時々に必要とされるのが、現場のユーザーにとってのBIであり、わざわざ、高度な分析ツールを使って行うものではない」

ただ、同氏は「BIの"難しさ"は実は単なる慣れの問題」と言う。同社がフロントエンドにExcelを活用したBIシステムを提供しているが、そのExcelも本来の表計算という用途を越えて、報告書や見積書などさまざまな形で応用されてきた。「ユーザーが身近なExcelを通じて "BI的なモノの考え方" に徐々に慣れてそのメリットを感じていくことで、いろいろな使われ方とコツが見い出され、自然と使われていくようになる」

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インデックス

目次
(1) 今、現場のユーザーにとって業務の中で行えるBIが必要
(2) 落とし穴に気を付けたい"Excel BI"
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