【レポート】

ハンドメイド・レザーブランドの「エンリー ベグリン」、世界各国の歴史や文化が融け込んだ新作を発表

1 「旅」と「自然」から生み出された世界観

    門脇千智  [2009/07/04]

    イタリアのハンドメイド・レザーブランド「エンリー ベグリン」(HENRY BEGUELIN)はこのほど、東京・表参道にある同ブランドのショップ「HENRY BEGUELIN Japan Shop in Tokyo」にて、同ブランドの2009年秋冬コレクションを発表した。徹底的に職人の手作業にこだわる同ブランドの製品造りと、今回加えられたメンズラインの一部を紹介する。

    エンリー ベグリン メンズラインの新コレクション

    徹底的な手作りへのこだわり

    「エンリー ベグリン」は、元スイスのプロサッカーリーグ選手で、馬具職人との出会いがきっかけで革職人となったというエンリー・ベグリン氏が創業者。革素材の加工から縫製に至るまで、すべての作業が職人の手作業であることが同ブランドの特徴という。縫製は、高級馬具の伝統的な縫製技術「ダブルハンドステッチ製法」を用いているとのこと。

    エンリー ベグリンの製品は手づくりが基本。縫製もミシン製ではなく、馬具の縫製技術「ダブルハンドステッチ製法」による手縫いだという

    また、創業当時はヒッピー文化の影響を色濃く受けていたという同ブランド。既成のデザインにとらわれない柔軟さと自然回帰的な世界観は現在も受け継がれており、「現代的でありながら、懐かしさや自然のやわらかさを感じる独特のデザインも特徴です」(同ブランド広報)。なお、革のなめし加工には栗やミモザなどの植物性タンニン、染料には鉱石や天然石といった自然の素材が用いられているという。

    革を染めるのも手作業。鉱石などの天然素材で染色される

    そんな同ブランドにとっての2009年秋冬コレクションには、ブランドディレクターのトュリオ・マラーニ氏とデザイナーのクラウディア・マラーニ氏が共に旅したメキシコ、ブラジル、モロッコ、ドバイなど、世界各国の歴史や文化、自然からインスピレーションを得て生まれたイメージがちりばめられているとのことだ。製品のディティールには、両氏が旅の中で見つけたアンティークビーズや天然石、フリンジなどがあしらわれている。

    製品に用いられている、世界各国のアンティークビーズや天然石、フリンジ等

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