【レポート】

世界のマラソンスピードも体験! "Qちゃん"直接指導のランニングスクールに潜入

3 フルマラソン2時間19分の速さを体感!

    佐藤望  [2009/06/15]

    教わったことを取り入れながら走ると、以前より速く走れるようになった気分になる。そんな練習の最後に、高橋さんが2001年のベルリンマラソンで打ち出した、当時の女子世界記録2時間19分のスピードを体感しようという企画が! 企画は、参加者が100、200、300メートル地点に分かれ、それぞれ100メートル分だけ"2時間19分ペース"で走るコーチと併走するというものだが、参加者の高揚感が一気に高まったのは言うまでもない。私も最後の300メートル地点にわくわくしながら待機。2時間19分というと100メートルは19・20秒ペースで走る(400メートル78秒ペース)ことになるのだが、走ってみると、やはりマラソン感覚のスピードではない。このスピードで42.195kmを完走するなんて……。「普段の練習では、400メートルを70秒ペースで走るトレーニングをするので、2時間19分で走りきれた時というのは、実はジョギング感覚なんですよ」と高橋さん。プロランナーのスピードとレベルの高さに感動をおぼえた瞬間だ。

    フルマラソン2時間19分ペースで走るコーチと併走する参加者たち。なかには「いけるところまで」と100メートル以上走っていた人も

    後半は、西村コーチによるビルドアップと疲労回復に結びつくストレッチ法を教わった。西村さんによると、マラソン中にわき腹が痛くなる現象は、実は腹筋の強化で大分解消されるのだという。また、腹筋はそれぞれ強化する部位によってメニュー法が異なるそうで、様々な腹筋の部位に効く練習法が紹介された。私は悲しいことに、練習法のメニューをこなせず、筋力のなさを痛感するハメとなったが、確かにこの練習をできるようになれば、ランニングに必要な筋肉がバッチリつくに違いない。そのほか足やお尻、バランス感覚強化の練習法を伝授していただいた。

    なんなく筋肉強化メニューを披露する西村コーチだが、これには参加者もひと苦労。「キツイ」「できない」という声もちらほら

    最後もやっぱり"Qちゃんスマイル"--参加者は大満足

    炎天下であることもすっかり忘れて、あっという間に過ぎた約3時間のスクール。指導者の高橋さんは、「すごくやる気のある皆さんで、積極的に取り組んでくださり、充実した良い時間を過ごさせていただきました。本当に楽しかったです」と教えきった充実感を口にした。

    終了後、参加者に今日の感想をたずねると、「Qちゃんの教え方が上手でわかりやすかった」「他のコーチや先生が言うより、金メダリストの言うことなら素直に聞ける(笑)」「ルームランナーだったが、これからは外で走りたい」「Qちゃんのような筋肉美に憧れる! これからも頑張りたい」といった、セミナーの満足感やランニングへのモチベーションUPにつながったという意見ばかり。個人競技のランニングだからこそ、コーチに教わり、"仲間"と一緒に走る今回のセミナーは有意義な体験となったのかもしれない。

    「ランニングに関する質疑応答」では、ランナーならではの相談が続出

    今後、同スクールは、仙台(6月21日)、大阪(6月28日)、福岡(7月5日)、愛知(9月12日)に開催される予定だ。すでに申込みを締め切ったスクールもあるが、有名コーチによるランニングスクールの開催なども随時告知されているので、興味がある方は専用Webサイトを覗いてみたらどうだろうか。

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