覚えている知識を一生懸命組み合わせて身につけた表現方法が、実はアプリケーションの機能として存在していた……。そんな経験をしたことがあるクリエイターも多いのではないだろうか? Web、動画、グラフィック etc...、メディアを問わず手際良くアプリケーションを扱うことができれば、それだけアイディアをクリエイティビティに結びつけることができるはず。要するに、アプリケーションの機能や操作方法は身につけるに越したことはないのである。

2008年12月に発売されたAdobe Creative Suite 4。リリースからすでに半年近く経過したことになるのだが、果たしてどこまで各アプリケーションの「持ち味」を享受できているだろうか。知っていて損はしない、いや、むしろこれだけはおさえておきたいこれまでに紹介してきたCS4の新機能とTipsを、改めてアプリケーションごとにピックアップしてみたい。

Photoshop CS4

PhotoshopCS4の概要を確認

まずは、改めてPhotoshop CS4で何が新しくなったのか、改良点や新機能などの概要を確認してみよう。記事は、全体を俯瞰してまとめられたファーストインプレッションを前編と後編、2つにわけてまとめたもの。

「Photoshop CS4」日本語版の全貌が明らかに -前編
「Photoshop CS4」日本語版の全貌が明らかに -後編



色調補正の解説を行っている

続けては新機能「色調パネル」についての解説。Photoshop CS4ではインタフェースの改良がひとつの特徴であったが、従来からの「色調メニュー」がパネル化し、調整レイヤーと連動することで元画像を破壊せずに画像編集ができるようになった。



「Adobe Photoshop CS4」の新機能「色調補正パネル」を完全マスターする



Camera RAW 5の新機能と解説

Photoshop CS4ではRAWデータを調整することができるCamera RAWが進化したことも大きなポイント。バージョンアップしたCamera RAW 5では「段階フィルタ」や「補正ブラシ」など画像のクオリティを保ちつつ明るさを補正できるようになった。

「Adobe Photoshop CS4」の新機能「Camera RAW 5」を完全マスターする



レイヤーの自動合成機能

また、複数の画像からピントの合った範囲を自動的に検出し合成する「レイヤーを自動合成」機能や、部分的な覆い焼きや焼き込みができるように進化した「覆い焼き・焼き込みツール」といった内容もフォローされている。


「Adobe Photoshop CS4」の新機能「覆い焼き・焼き込みツール」を完全マスターする



Illustrator CS4

グラデーションツールの解説も

CS3と比べて何がどのようにバージョンアップしたのか、新しく追加された機能とは。Illustrator CS4の第一印象として目に留まる特徴の数々を前編と後編に分けて紹介。



「Illustrator CS4」日本語版、徹底レビュー -前編
「Illustrator CS4」日本語版、徹底レビュー -後編



InDesign CS4

より効率性が上がったInDesign

インタフェースの改良を含めて大きな新機能は見られなかったものの、痒いところに手が届くような気の利いた改良が多く行われたInDesign CS4。操作性や効率性をアップさせるためにも、知っておきたい内容を確認してみたい。


「InDesign CS4」日本語版徹底レビュー -前編
「InDesign CS4」日本語版徹底レビュー -後編



Flash CS4

IKを使用して自然な表現を作成

今回のバージョンアップで豊富な新機能が追加されたFlash CS4。作業の効率性と、表現という両面からのアプローチがなされていることが今回の特徴でもあるようだ。前編と後編で、新機能を再確認してみたい。


「Adobe Flash CS4」新機能徹底レビュー 前編
「Adobe Flash CS4」新機能徹底レビュー 後編



オブジェクトベースでアニメーションを作成

Flash CS4の新機能のひとつに、オブジェクトベースでアニメーションが作成できるようになったことが上げられる。前バージョンでは、キーフレームに設定しなければならなかったが、視覚的にも素早く適用できるなど操作性もアップした。



「Adobe Flash CS4」でオブジェクトベースアニメーションを実際に作る!(その1)
「Adobe Flash CS4」でオブジェクトベースアニメーションを実際に作る!(その2)



アニメーションは3Dへと変化

また、最新3D変換・回転ツールを利用することによって2Dアニメーションを3Dアニメーションに変換できることも大きな特徴となっている。初心者でも比較的簡単にアニメーションが作れるようナビゲートされているので、基本を再確認してみたい。


「Adobe Flash CS4」の3D効果を使いこなす(前編)
「Adobe Flash CS4」の3D効果を使いこなす(後編)



Dreamweaver CS4

Webブラウザと同様の表示を実現した

今回のバージョンアップでは作業のしやすさという点からも、ユーザにとっては大きなメリットを享受できる多くの機能が追加されている。それらの第一印象を踏まえてDreamweaver CS4を解説しているので、確認してみよう。


「Adobe Dreamweaver CS4」詳細レビュー -前編
「Adobe Dreamweaver CS4」詳細レビュー -後編



ビューの表示方法を分割できるのも便利だ

Webオーサリングソフトならではの難しさという印象とは裏腹に、制作に関しては意外とわかりやすいようだ。ここでは、Dreamweaver CS4をマスターするために覚えておくべき多くの新機能を、前編と後編の2回に分けて紹介している。


「Dreamweaver CS4」の新機能をマスターする(前編)
「Dreamweaver CS4」の新機能をマスターする(後編)



After Effects CS4

インタフェースも細かく変更された

今回でバージョン9に上がったAfter Effects CS4。特徴としては、他のアプリケーションと同様、CS4アプリ同士の連携が強化されたこと。Photoshopの3Dレイヤーの対応やXFLファイルの書き出しなど、改良点や新機能を確認してみよう。

「Adobe After Effects CS4」新機能レビュー -前編
「Adobe After Effects CS4」新機能レビュー -後編



Premiere Pro CS4

プロの目から見た便利な新機能とは?

映像編集には欠かせないアプリケーションとなったPremiere Pro CS4。制作した映像の出力までを一手に担う同ソフトについては、実際に現場で活躍するプロの映像編集者がレビューを担当。CS4の進化について、3回にわけて紹介されているので確認してみたい。

ビデオ制作の中核ソフト「Adobe Premiere Pro CS4」をプロの映像編集者が徹底レビュー -前編
ビデオ制作の中核ソフト「Adobe Premiere Pro CS4」をプロの映像編集者が徹底レビュー -中編
ビデオ制作の中核ソフト「Adobe Premiere Pro CS4」をプロの映像編集者が徹底レビュー -後編