ファイルメーカーの個人向けデータベース「Bento 2」のiPhone/iPod touch版「Bento for iPhone and iPod touch」(以下、Bento for iPhone)が登場した。iPhone/iPod touch単体で本格的なデータベースツールとして利用できるだけでなく、Wi-Fi経由で本家デスクトップ版のBento 2 for Macと同期することもできる。本稿では、Bento 2とBento for iPhoneの利用方法や実際の活用シーンなどを紹介する。

Bento 2.0v4
[税込価格] 1ライセンス:5,040円、ファミリーパック(5ライセンス):10,290円 [動作環境] Mac OS X 10.5.4(Leopard)以上(Intel、PowerPC G5 または PowerPC G4 867MHz 以上のプロセッサを搭載したMacコンピュータ) [メモリ] 512MB以上(1GB以上を推奨) [言語サポート]日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、オランダ語
Bento for iPhone and iPod touch
[税込価格] 600円 [動作環境] iPhone OS 2.2 以降の iPhone もしくは iPod touch(デスクトップと同期するには、Bento 2.0v4 for Mac以降が必要) [言語サポート] 英語

簡単に使えるデータベース

Bento 2のホーム画面から、MacのアドレスブックとiCalのデータを読み込める

まずはBento for iPhoneを見る前に、デスクトップ版Bento 2の機能を改めて見てみよう。Bento 2は、Mac用の個人向けデータベースソフトウェアだ。Mac内のさまざまなデータと連携し、各種情報を一括して管理、整理することができる。MacのアドレスブックとiCalのデータを直接読み込むことができ、Apple Mailのデータをドラッグ&ドロップで追加することも可能だ。

アドレスブックの表示。表計算風の一覧画面

こちらはフォーム形式の表示