【レポート】

香港、マカオ、台北へのチャーター便も運航! 富士山静岡空港開港レポート

2 地元のエアラインも就航

    緒方信一郎  [2009/06/03]

    富士山静岡空港は、県が管理する第3種空港だが、運営は空港名と同じ社名の富士山静岡空港株式会社が行う。開港時の利用者は、国内4路線(札幌、福岡、鹿児島、那覇)で106万人、国際9路線(韓国・ソウル、中国・上海、台北など)32万人を見込んでいた。何度か需要予測を下方修正しての数値だが、それでも実際には国内3路線(JALとANAの札幌線、JALの福岡線、ANAの沖縄線)、国際2路線(大韓航空とアシアナ航空のソウル線、中国東方航空の上海線)にとどまり、採算ラインに乗るには総座席供給数が数十万人単位で不足しているとされる。今後、需要と供給の量を増やしていなかなくてはならない。そういう意味では、簡素かつ必要最低限の設備でスタートすることに悪い印象は持たれないだろう。 ちなみに、空港施設使用料はかからない。

    テープカットをする現石川嘉延・静岡県知事(左から二番目)

    また、注目なのが地元の物流企業「鈴与」が興した航空会社、フジドリームエアラインズの就航だ。開港1か月半後の7月23日から運航をスタートし、静岡から小松、熊本、鹿児島の3路線を76人乗りの小型機エンブラエルERJ170を使い、1日1往復(小松線は2往復)のスケジュールで運航する。機体には「朝日が富士山に降り注いで輝く様子」を表現した明るいシンボルマークがデザインされている。新興航空会社が苦心の経営を続ける中、こちらもその行方が気になるところだ。

    開港初日のフライトはほぼ満席で、香港、マカオ、台北へのチャーター便も運航する。滑走路は暫定2200メートルでの開港だ。その名の通り富士山を望む新空港が、今後どう活用されていくのか。期待を込めて見守りたい。

    搭乗橋。滑走路は2200メートル(暫定)

    搭乗橋側から見たターミナル

    手荷物受取所は2カ所用意されている

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