【レポート】

京成電鉄「新型スカイライナー」発表会を開催 - 民鉄最高の時速160kmで運転

2 在来線で最高水準の技術を採用

    杉山淳一  [2009/05/20]

    速度も乗り心地も世界水準の快適さ

    新スカイライナーの走行面で、京成電鉄がもっとも力を入れた部分が台車だ。先頭車の台車にはフルアクティブサスペンションを採用して横揺れを抑えた。また、すべての台車を軽量ボルスタレス構造とし、エアサスペンションとディスクブレーキを装備している。車体は軽量かつ堅牢なアルミニウム合金製で、8両編成のうち6両にモーターを搭載している。加速度は2.0km/h/s。営業運転の最高時速160km、設計最高時速170kmは、在来線では最高の性能とのこと。乗客定員は398名で、将来は10両編成化を想定しているという。

    車内案内表示装置は26インチ液晶ディスプレイをデッキ入り口扉の上部に配備。鉄道車両としては最大の大きさで、停車駅案内やニュースなどを表示する。乗客向け案内は日本語のほか、英語、韓国語、中国語に対応する。荷物スペースは幅1,500mmに拡大し、人目に付く客室内に配置した。さらに防犯カメラを荷物棚とデッキに設置して防犯に配慮している。バリアフリーに対応するため、乗降口は1,000mm幅で車いすに対応した。また、5号車の大型トイレも車いすやオストメイトに対応するほか、おしめ交換台や乳児用椅子を装備している。4号車には自販機とカウンターを備えたサービスコーナーを配し、AEDも設置した。また、現在は1号車が喫煙車となっているが、新型は全車禁煙となっている。

    (上)座席上の荷物棚も大きくなった(右)客室内の荷物スペース

    4号車のカウンター

    5号車の多機能トイレ

    新型スカイライナーにはミュージックホーンを搭載。停車中にデッキに流れるBGMや、案内放送開始時のチャイムは、作曲家の向谷実氏が手がけているとのこと。

    京成電鉄では成田新高速鉄道の開業と新型スカイライナーの運行開始に備えて、現在は日暮里駅の改良工事を進めている。日暮里駅は現在、ホーム1面を上下線が共用しているが、改良工事によって、下りホーム、コンコース、上りホームの三層構造となる。また、経由路線となる北総鉄道の区間は時速130km運転への対応工事、東松戸・新鎌ヶ谷駅・小室駅に追い越し設備を設置する。新線建設区間の工事も着々と進んでいるという。

    最新の成田新高速鉄道路線図。中間の駅名は「成田湯川」に決定。路線の愛称は公募され、まもなく決定する予定

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