【インタビュー】
――今回のアルバムはこんな場所で聴いてほしい、といった希望などはありますか?
「本当にいろいろなジャンルの曲があるので、たとえば大自然あふれる場所で聴いてくださいといっても、マッチする曲もあれば、違和感がでてきてしまう曲もあるんですね。それくらいジャンルとしてはバラバラになっているので、どこで聴いてほしいというのは特にありません。ただ、今回のアルバムには13曲入っていて、そのうち11曲は既存の曲なのですが、その曲を全部知ってるぞって方はそんなにたくさんはいらっしゃらないのではないでしょうか。なので、この曲を聴きたいと思って買ったけど、全部の曲を聴いてみて、また新たなお気に入りの曲を見つけていただきたいですね。そして、今回参加してくださっている作曲家の方は、ニコニコ動画さんとかピアプロさんで実際に曲をアップしている方たちなので、その作曲家さんのほかの曲なども聴いていただいて、どんどんリンとレン、そしてVOCALOIDへの興味が広がっていくとうれしいですね。なので、お気に入りの曲を見つけていただいて、自分のお気に入りの場所で聴いていただけたらいいなと思っています」
――下田さんご自身で作詞をなさっている曲も収録されますが、作詞をする際にはどんな思いを込めましたか?
「私自身の人生のスローガンみたいなものがありまして、『強く生きる』っていうのが人生のテーマになっています。人生のテーマというとちょっと重々しいのですが、私の日ごろからの目標なんですよ。私ってすごく泣き虫だったり、すごく神経質だったり、周りからの意見にすごく顔色を伺っちゃったりするところがあるんですね。すごく打たれ弱かったりもするのですが、こうやって私がずっとやりたかったお仕事をさせていただいていて、それにあたって、いろいろな方に支えていただいている。それで、いつまでも弱虫じゃいけない、強くありたいなって思うようになったんですよ。なので、本当は弱いけれど、でもやっぱり強くなりたいんだっていう私の気持ちを、一番最初のオリジナル曲でお伝えさせていただきたいという思いがありました。作曲していただいたのは、今回のCDに参加してくださっているシグナルPさんという方なのですが、シグナルPさんには、『私は強く生きていたいという気持ちを歌で表現したいんです』ってお伝えして、そこから曲を作っていただいております。詞についてですが、私はやっぱり作詞家ではないので、詩的に美しい表現ができたかはわからないし、すごく器用なテクニックを使えたとも思っていません。でも、自分が伝えたいことを、すごくストレートにぶつけたつもりではいます。なので、聴いていただく方の胸に、その気持ちが同じように届いたらうれしいなと思います」
――今回のCDは、鏡音リン・レンではなく下田さんのアルバムという形になりますが、リン・レンではない下田さんならではの表現は盛り込まれていますか?
「すごく高い音や、すごく低い音を出せるのが、彼女たちのすごいところであり、うらやましく思う部分でもあるのですが、逆に私にも、彼女たちに負けない魅力がきっとあるはずだと思っています。私は歌を歌うとき、上手く歌おうとか、キレイに歌いたいとかを考えているわけではなく、やっぱり私は声優であり役者なので、『言葉を表現する』ということに全力を尽くしたいと思っています。なので、ただメロディに乗せられている言葉ではなくて、表現として皆さんにお伝えしたいと思って、いつもレコーディングに挑ませていただいています。たとえば、『笑う』という一言がフレーズにあったら、その『笑う』という歌詞だけで、ほんのり笑っているように聴かせたいと思っているんですよ。それ以外でも、同じように感情やその場の情景などが、皆さんになるべくはっきりと伝わるよう、表現をちょっと頑張らせていただいています」
――そのほかに下田さんならではの歌い方などが具体的にあれば教えてください
「私は、『歌で遊ぶ』というのが大好きなんですよ。なので、今回実はそういう遊び心をどれくらい含められるかという点で、曲選びをさせていただいたという部分もあります。さきほどお話した『イタズラムスメ』はまさにそれで、かなりふんだんに遊び心やオマセさんな雰囲気をいれさせていただいています。遊び心だけでなく、『表現してみよう』という挑戦はどの曲にもすべて入っているのですが、『リンリンシグナル』という曲に関しては、もう完全に"女の子"と"男の子"というのがはっきりとわかるように歌っています。ほかの曲は、レンの曲だからといって男の子で歌っているということはなく、あくまでも下田本人がカバーしているということを大事にしたかったのですが、『リンリンシグナル』というデュエット曲だけは、けっこうキャラクターソングに近い感じで歌わせていただいています。皆さんの中のリンとレンのイメージは、たぶん固定されていなくて、いろいろなカラーで入っていると思いますので、決してこれがリンとレンですというわけではないのですが、下田麻美が表現した、リンとレンのデュエットとして聴いていただけたらいいなと思います。非常に面白いできあがりになっていると思います」
――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします
「日ごろから、下田麻美、そして鏡音リン・レンを応援してくださっている皆様、ありがとうございます。今回このような素敵なCDアルバムを出させていただくことになったのは、何よりもこうやって普段から、リンとレンも含めた私たちを支えてくださっている皆様のお力があってのことだと思っております。この場をお借りして、本当に感謝の気持ちをお伝えさせていただきたいと思います。ありがとうございます。これからCDが発売されますが、すごく皆様が楽しみにしてくださっているという声をいろいろなところで聞かせていただいております。その皆様が本当に喜んでいただけるCDになっているのではないかと、下田本人はすごく自信を持って収録に挑ませていただきました。CDが皆様のお手元に届きましたら、そのCDを大事にしてくださると嬉しいなと思います、これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました」
――ありがとうございました
| タイトル | Prism / 鏡音リン・レン feat. 下田麻美 | ||
|---|---|---|---|
| 収録曲 | 全13曲 | ||
| 歌 | 下田麻美 | ||
| 発売予定日 | 2009年6月10日 | 品番 | POCS-22002 |
| 価格 | 3,000円 | ||
| 発売元 | Peertone | 販売元 | ユニバーサルミュージック |
| (C) Crypton Future Media, Inc. All rights reserved. VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。 |
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