【ハウツー】

Google App EngineでPHPを動かそう!

1 Google App EngineのJavaサポートがもたらしたもの

    竹添直樹  [2009/04/28]

    Google App EngineのJavaサポートがもたらしたもの

    Google App EngineがJava言語をサポートしたことで、JavaだけでなくGroovyやJRuby、Rhino(JavaScript)といったJavaVM上で動作するスクリプト言語をGoogle App Engine上で動作させようという試みが行われている。すでにGrailsやRuby on Railsなどのフレームワークも動作しているようだ。

    様々なスクリプト言語の中でも特に多くのWeb開発者が使用しているのがPHPだ。PHPのJava実装としてはCaucho Technologiesで開発されているQuercusがある。これはもともとアプリケーションサーバResinでPHPを動作させるために開発されたものだ。

    本稿ではMoriyoshi Koizumi氏がGitHubで公開しているquercus-gaeを使用して実際にGoogle App Engine上でPHPを動かす手順を紹介する。なお、Google App Engine for Javaでのアプリケーション開発手法についてはこちらの記事を参照してほしい。

    quercus-gaeのビルド

    まずはquercus-gaeのソースを取得してビルドを行う。quercus-gaeのビルドにはgitとmaven2が必要になる。Windows上でgitを使うにはCygwinを利用するのが手っ取り早い。コマンドラインから以下のように入力してGitリポジトリをクローンする。

    > git clone git://github.com/moriyoshi/quercus-gae.git
    

    QuercusのビルドにはJavaMail 1.4.2が必要となるが、ライセンスの問題からMavenのセントラルリポジトリでは提供されていないため、http://java.sun.com/products/javamail/downloads/から別途ダウンロードしてMavenのローカルリポジトリにインストールしておく必要がある。

    Mavenのローカルリポジトリへのインストールは以下のコマンドで行う。

    > mvn install:install-file -Dfile=mail.jar -DgroupId=javamail -DartifactId=javamail -Dversion=1.4.2 -Dpackaging=jar
    

    続いて先ほどgitコマンドで取得したquercus-gaeソースコードのルートディレクトリで以下のコマンドを実行し、quercus-gaeのビルドを行う。

    > mvn package
    

    成功すればtargetディレクトリの下にQuercus-GAE-1.0-SNAPSHOT.jarというJARファイルができているはずだ。

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