あの「MacBook Air」を超える存在として巷で話題になっているのが、デルの超薄型ノートPC「Adamo」だ。厚さがわずか16.4mmのスリムボディーに加え、デザイン面でも従来製品を凌駕する仕上がりとなっている。そこで今回は「Adamo」の下位機種である「ADMIRE」について、機能面の特徴やパフォーマンス、使用感などを紹介しよう。

主な仕様  [CPU] Intel Core 2 Duo SU9300(1.2GHz)  [チップセット] Mobile Intel GS45 Express  [メモリ] 2GB(最大4GB)  [SSD] 128GB  [ディスプレイ] 13.4型ワイド液晶(1,366×768ドット)  [サイズ/重量] 約W331×D242×H16.4mm/約1.81kg  [OS] 64bit版Windows Vista Home Premium  [直販価格] 205,000円

随所にこだわりを感じる高品位デザイン

超薄型ノートPC「Adamo」は、デルが3月18日に発表した個人向けPCの新ブランド「Adamo by Dell」の第1弾となる製品だ。近年のデルは本体カバーに本物の竹を使った「Studio Hybrid」、Tristan Eaton氏がトップカバーをデザインした「Inspiron Mini」など、外観に凝ったモデルを数多くリリースしてきた。しかしいずれもカバーデザインのカスタマイズであり、ここまで明確なデザインコンセプトを打ち出し、発表以前から注目を浴びた機種は記憶にない。

「Adamo」のラインナップは今回レビューに使用する「ADMIRE」と、上位機種である「DESIRE」の2種類。「DESIRE」はCPUがIntel Core 2 Duo SU9400(1.4GHz)、メモリが4GBに拡張されており、直販価格は276,000円だ。本体カラーはいずれもパール・ホワイトとオニキス・ブラックの2種類から選択できる。

ここで注目したいのは、購入時にMicrosoft Officeや保障プランなど各種サービスやアクセサリの有無を指定するだけで、スペックの変更が一切行えないという点。デルといえば豊富なカスタマイズメニューがあることで知られているが、筐体の制限からか「Adamo」に限っては完全固定となっている。