【レビュー】

Radeon HD 4890とGeForce GTX 275をまとめて試す

1 200ドルGPUの覇権争いが激化

    笠原光  [2009/04/03]

    NVIDIAとAMD(ATI)から、それぞれ「NVIDIA GeForce GTX 275」と「ATI Radeon HD 4890」という期待の新GPUが相次いで発表された。双方とも価格設定が200ドル台中盤で、しかも同日発表までしているあたり、完全なライバル関係にある製品と見るのが自然だろう。ならばということで、さっそく直接対決だ。

    せっかくなので、直接対決だけでなく諸々集めて比較してみた

    ……と、その前に。まずは、それぞれの基本スペックを改めて確認しておきたい。

    NVIDIA GeForce GTX 275

    「NVIDIA GeForce GTX 275」はリファレンスカードを拝借

    基板サイズやクーラーはGeForce GTX 285と殆ど変わらない

    NVIDIAの現行ラインナップにおいて、ちょうどGTX 285とGTX 260(55nm/SP216)の間を埋める位置付けのGPU。G200コアがベースで、GTX 285と同260の仕様が入り交じったような既存モデルを基準にすると一見複雑な仕様となっている。

    GTX 275 GTX 285 GTX 260
    (55nm/SP216)
    製造プロセス 55nm
    コアクロック 633MHz 648MHz 576MHz
    シェーダクロック 1,404MHz 1,476MHz 1,242MHz
    SP数 240 240 216
    ROP数 28 32 28
    テクスチャユニット数 80 72
    メモリクロック 1,134MHz 1,242MHz 999MHz
    メモリタイプ GDDR3 896MB 448bit GDDR3 1,024MB 512bit GDDR3 896MB 448bit
    最大消費電力 219W 183W 公称不明

    ATI Radeon HD 4890

    「ATI Radeon HD 4890」もリファレンスカードを使う

    Radeon HD 4870と見比べる。基板サイズ、クーラーは同等

    一方のこちらはシングルGPUのRadeonシリーズでは最上位にあたるモデル。ベースはRV770コアのRadeon HD 4870だが、省電力機能が改良されていたり、トランジスタ数が違っていたりと、単なるクロックアップモデルというわけでも無い様だ。そのためか開発コードネームもRV790という別の名称が付与されていた。

    HD 4890 HD 4870 HD 4850
    製造プロセス 55nm
    トランジスタ数 9億5,900万 9億5,600万
    コアクロック 800MHz 750MHz 625MHz
    SP数 800
    テクスチャユニット数 40
    ROP数 16
    メモリクロック 975MHz 900MHz 1,000MHz
    メモリタイプ GDDR5 1GB 256bit GDDR5 512MB/1GB 256bit GDDR3 512MB/1GB 256bit
    最大消費電力 190W 160W 110W
    アイドル消費電力 60W 90W 30W
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