【ハウツー】

F#、IronPython、Booまで使えるフリーの統合開発環境「SharpDevelop」

4 便利な機能

    青木淳夫  [2009/03/26]

    最後に、SharpDevelopの便利な機能について紹介します。

    ユニットテストとコードカバレッジ

    SharpDevelopはNUnitによるテストをサポートしています。ユニットテストウィンドウの実行ボタンを押すと、SharpDevelop内でテストを実行できます。 またPartCoverを利用したコードカバレッジ(コードのテスト網羅率を示す指標)も実施できます。

    ユニットテストとコードカバレッジの実行結果

    結果は、コードカバレッジウィンドウに出力されます。また、コードが緑色と赤色で着色されるので、未実行箇所を容易に確認できます。

    静的コード分析

    コード分析ツールFxCop」を利用して適切にコードが書かれているかをチェックできます。

    FxCopによるコード分析

    FxCopはコンパイル後のアセンブリに対して、分析を実施するため言語には依存しませんが、コンパイル前のコーディングスタイルのチェックはできません。そこで、C#ではStyleCopを利用できます。StyleCopでは括弧の配置方法といった細かいコーディングスタイルをチェックできます。

    StyleCopによるコード分析

    その他の機能

    SharpDevelopには、以下のような機能も備わっています。

    ・Subversionによるソースコード管理(TortoiseSVNとの連携)
    ・WiXによるWindowsインストーラの作成
    ・Sandcastle Help File Builderによるヘルプドキュメントの生成
    ・C#、VB.NET、Booにおけるコード変換
    ・USBメモリからのSharpDevelop起動

    まとめ

    初心者の場合は、Visual Studioの無償版であるExpress Editionを使ったほうが情報量が多くて簡単だと思いますが、新しい言語やツールを学びたいと考えている開発者にとっては、SharpDevelopは面白い開発環境なのではないかと思います。興味をもたれた方は一度ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

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