【ハウツー】

試してわかる『Afrous』の可能性 Vol.7 - ダッシュボードの外部サイト公開と独自ポータル構築

    冨田慎一  [2009/03/23]

    試してわかる『Afrous』の可能性

    Vol.1 - ビジネス環境でも使えるマッシュアッププラットフォーム
    Vol.2 - マッシュアップダッシュボード画面の作成
    Vol.3 - カスタムデータソースの作成(1)
    Vol.4 - カスタムデータソースの作成(2)
    Vol.5 - イントラネット内のCSVファイルの統合
    Vol.6 - マッシュアップエディタによる拡張
    Vol.7 - ダッシュボードの外部サイト公開と独自ポータル構築

    プラットフォームへのログイン

    今回は『Afrous』のハウツー最終回として、いままで作成したダッシュボード画面を、他の人からも閲覧できるように自分のサイトにエクスポートする方法を学びます。

    エクスポート機能を有効にするためには、Afrousプラットフォームへログインする必要があります。ログインはメニューバー右上の<ログイン>ボタンを押すとポップアップウィンドウで図1のようなログイン画面が現れます。

    図1 「Afrous Dashboard」の右上の<ログイン>ボタンをクリックして表示

    ユーザ新規登録のリンクをクリックし、必要情報を入力してユーザ登録を行います(図2)。パスワードによる認証の他に、OpenIDによるログインもサポートしています(図3)。

    図2 ユーザ登録してログイン

    図3 OpenIDによるログインもサポート

    ログインが完了すると、ニックネームが画面右端に表示されるとともに、先ほどまで表示されていなかった「エクスポート」メニューが表示されているのが確認できると思います(図4)。

    図4 ログイン後、「エクスポート」メニューの表示を確認

    ダッシュボードのエクスポート

    「エクスポート」メニューを選択すると、図5のようなダイアログが現れます。ここでエクスポートする種類として3種類のうちから選択することができます。

    図5 エクスポートの種類を選択する

    「HTMLテンプレート」を選択すると、自分の管理するWebサイトにアップロードするためのHTMLのテンプレートを生成します。生成されたHTMLを編集することで、ダッシュボード画面のヘッダ等をカスタマイズして自社ブランドを表示することも可能です。

    「ボタン」を選択すると、ブログ等に埋め込むためのボタンを表示するためのHTMLを生成します。ボタンを押すことによってダッシュボードを呼び出すことが可能になります。

    「ブックマークレット」を選択すると、ダッシュボードをブックマークに登録していつでも利用できるようになります。呼び出されたダッシュボードは図6(mixiの画面からダッシュボードを呼び出した例)のように、ブックマークを呼び出したページの上に重ね合わせて表示されます。

    図6 ブックマークレットから呼び出した例。画面は、SNS「mixi」の画面上に表示

    ここでは「HTMLテンプレート」を選択して、あらたに自分専用のダッシュボードポータルページを作成してみましょう。

    <選択>ボタンを押すと、図7のようにHTMLを配置するサイトの識別名と、そのURLを入力するように促されます。ここでは適当な識別名を設定し、実際にHTMLを配置するサーバーのベースとなるURLを入力します。

    図7 「HTMLテンプレート」を選択した場合

    <作成>ボタンを押すと、図8のようにHTMLテンプレートが作成されるので、生成されたテンプレートHTMLをテキストエリアからコピーして、新規にエディタを開いてペーストし、HTMLファイルとして保存します。このHTMLを適当に編集した上で、自分のWebサーバにアップロードすることで、図9のような自分独自のポータルサービスとして公開することができます。

    図8 出力されるテンプレートHTMLを保存してWebサーバにアップロード

    図9 作成したダッシュボードをポータルサービスとして公開した例

    まとめ

    以上で、Afrousを活用することで、すべてWebブラウザ上でデータをつなぎ合わせて自分独自のマッシュアップ画面が作成できるのがおわかりいただけたのではないかと思います。今回紹介した以外にも、Afrousの一般公開環境ではGoogleやAmazonなどといったコンシューマ向けのサービスも多数そろっていますので、いろいろ組み合わせて楽しめるのではないかと思っています。

    もちろん、この他にもビジネス向けのWebサービス/データソースへのアダプタも多数用意される予定ですので、実際のビジネスのポータルサービスとしての活用も十分にありうるかと思います。特にまったくインフラコストを掛けずにマッシュアップを導入できるという点は特筆に値するでしょう。皆様もぜひこのAfrousプラットフォームの活用を検討されてはいかがでしょうか。

    著者プロフィール:冨田慎一

    2000年 東京大学大学院 理学系研究科 情報科学専攻 修士課程修了。大学院卒業後、日本オラクル株式会社に入社。おもにアプリケーションサーバ製品のコンサルティング、および新規ビジネスの研究・開発に携わる。2006年、株式会社セールスフォース・ドットコムに入社。同社在籍中の2007年にIPA未踏ソフトウェア創造事業に採択される。プロジェクト名は「宣言的アプローチによるJavaScriptマッシュアップエンジンの開発」。2008年1月に株式会社マッシュマトリックスを設立し、代表取締役に就任。ブログは「snippets from shinichitomita's journal」(技術系)、「shinichitomita @ mm」(会社系)。

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