携帯電話にデジタルカメラ機能が付いていることなど、いまや当たり前。しかも、500万画素だ800万画素だと画素数の競争も激化している。

そんなニッポンのケータイに比べると、iPhone付属の200万画素デジカメなど、おもちゃに見えてくる。iPhone付属のカメラは、200万画素のCMOSセンサーで、固定フォーカス。カメラを起動してシャッターボタンをタップすれば、誰でも簡単に写真が撮れる。簡単といえば超簡単だが、マクロ機能もなくフラッシュもない。

いや、ホワイトバランスはオートのみで、最近のデジカメではほとんど搭載されている手ブレ補正機能だってない。モノクロ撮影、連写、動画撮影、セルフタイマーなど、ニッポンのケータイに搭載されている機能が、まったくといっていいほどない。

iPhoneカメラを起動するとシャッターが閉まった画面が表示される。アニメーションとともに被写体が表示されたら撮影可能だ。位置情報を利用すると、撮影した写真に位置情報が記録される

だが、だからiPhoneのカメラは使えない、などと侮ってはいけない。このシンプルなiPhoneカメラも、さまざまなカメラアプリを利用することで、他のケータイデジカメに劣らないきれいで面白い写真が撮れるのだ。

iPhone用のカメラアプリは、App Storeの写真カテゴリのなかにさえ500本近くもある。どのアプリを選択するか迷うところだ。もちろん、自分の使い方によって選択すればいいが、次のような基準で分類して選択してみるといい。

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