学園都市を舞台に、主人公・上条当麻とインデックスを中心にした人間模様、そして「超能力(科学)」と「魔術」が織り成す闘いを描いたTVアニメ『とある魔術の禁書目録(インデックス)』。2008年10月よりスタートした本作も、3月にはついに最終回を迎える。そこで今回は、最終話アフレコ終了後にメインキャストによって語られたメッセージを紹介しよう。


メインキャストが語るTVアニメ『とある魔術の禁書目録』

今回の取材には、主人公・上条当麻役の阿部敦、インデックス役の井口裕香、御坂美琴役の佐藤利奈、そして物語終盤の鍵を握る風斬氷華役の阿澄佳奈の4名が参加。収録を終えた感想から、作品について、そして終盤の見どころなどを語ってもらった。


――本日、最終回の収録を終えたわけですが、現在の率直な感想をお願いします
阿部「本当にもう終わっちゃったなって感じですね。『とある魔術の禁書目録』は、アフレコ自体が難しく、求められるものも多かったので、最初は大変だなって思っていましたが、ひとつひとつ収録をこなしていくうちに、あっという間に終わってしまった、というのが個人的な感想です。大変やりがいがあった作品なので、とてもおもしろかったです」
井口「正直、終わったという実感がまだ沸いていないです。これまで24話もやってきたということもあり、また来週も収録があるのではないかと思えてしまいます。本当にたくさんのキャラクターたちに出会えて、すごく楽しい24話でした。続編に期待です(笑)」
佐藤「私もあまり終わった感じがしないですね。美琴は、自分がメインになる回にたくさん出てから、後はちょこちょこという登場の仕方(笑)だったので余計にそう思うのですが、とにかく密度の濃い作品だったなというのが正直な感想です。毎回、"怒涛の最終回"みたいな感じで、演じているほうはとても楽しかったです。その熱が皆さんに伝わればいいなって思います。続編、私も楽しみしています(笑)」
阿澄「私はゲストキャラとして終盤の数話に出演させていただいたのですが、ずっと作品に関わらせていただいた感覚になっていて、すごく不思議な感じです。こんな熱い作品の、最終章に出させていただいて大変恐縮しておりますが、すごく楽しく、演じがいのある現場に入らせていただけたと思っています」


――阿部さんにお伺いします。結局、当麻は誰が好きだったのでしょう(笑)?
阿部「両隣の2人(インデックス役の井口裕香さんと美琴役の佐藤利奈さん)に見られていて怖いんですけど(笑)。誰なんでしょうね。話が進むたびに女性キャラがドンドン増えていって、最終的にはけっこうな人数になっているんですけど……。当麻ってすごい鈍感というか、高校生の割には達観したところがあって、自分はモテていると分かっていないんじゃないでしょうか(笑)。今までのことを鑑みるに、きっと小萌先生が大好きだと思います(笑)」

――井口さんにお伺いします。番組の収録以外にも、WEBラジオやイベントなど、『とある魔術の禁書目録』を通して、さまざまな出来事があったと思いますが、その中でも特に思い出深かったことはなんですか?
井口「素晴らしい先輩キャストの皆さんと共演できたことでしょうか。現場に来るのがより一層楽しみになりました。そして、皆さんの熱い演技を間近で拝見でき、すごく勉強になりました。あとはラジオのほうでも楽しいことをいっぱいやらせていただいて、本当に密度の濃い半年間だったなと思いました」

――佐藤さんにお伺いします。御坂美琴を演じきった感想はいかがですか?
佐藤「美琴のお話、『妹達(シスターズ)』は、原作を読んで感じた面白さを同じようにアニメでも伝えたい!! セリフの持つ強さや意味が視聴者のみなさんに届くよう意識しました。監督さんが明確なビジョンを持っていらっしゃたので、そこを土台にして自分なりの味付けをしながらという感じで、美琴の回は本当に誠心誠意、美琴になりきって臨みました。台本を読んでからずっと胃が痛かったのを今でも明確に覚えています(笑)。あと、美琴が当麻のことを若干意識しはじめているところが描かれているのですが、彼女もかなり鈍感なので、好きだという気持ちには自分でも気付いていないと思うので、その微妙な感じが今後どうなっていくのかが楽しみですね。ぜひ続編を(笑)」

――阿澄さんにお伺いします。終盤に登場するキャラクター・風斬氷華について教えてください
阿澄「説明がとても難しいキャラクターなんですが……。氷華は突然学校に現れた、普通の女子生徒のようで、そうでもなく……。あ、メガネっ娘です(一同笑)。あと、グラマラスで、インデックスとの関わりが強くなっていくキャラです。インデックスの初めての友だちということになるのですが、リアルな関係でも友だちの井口と共演ができたのがすごくうれしかったです。本当に演じがいのある役をやらせていただきました。おとなしく見えるのにこんなに叫ぶんだ、というところが個人的にはすごくびっくりでした(笑)」


――最後に、クライマックスに向けての見どころと、作品を支えてくれたファンの方へのメッセージをお願いします
阿部「これまでの24話、台本を読みながら何度かつい泣けてしまった回があったのですが、特に最終回のエピソードはこみ上げてくるものがありました。阿澄ちゃんが演じる風斬氷華と、渡辺明乃さんが演じるシェリー・クロムウェルという2人の行動理由を知るたびに、ちょっと胸を打つものがありまして、この話は『とある魔術の禁書目録』の世界観、特に魔術側を一番象徴している話だと思います。これをチェックしていただければ、『とある魔術の禁書目録』への理解もさらに深まると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。24話でとうとう終わってしまいますが、ファンの方も続編を期待していると思いますし、僕らも期待しています。皆さんのお力添えがあれば(笑)、またお目にかかれる機会があると思いますので、ぜひよろしくお願いします」
井口「この作品の見どころは、闘いがとても熱いところだと思っています。今回もシェリーと当麻の熱い戦いが繰り広げられて、そこに謎の少女・氷華が加わって……。アフレコをしながら、これは本当に迫力のある映像になるだろうなって思っていまして、今から私自身もすごく楽しみにしています。ここまで2クールやって来られたのは、応援してくださった皆さんのおかげなので、本当にありがとうございますという気持ちでいっぱいです。これから原作の小説もドンドン続いていくと思いますが、まだまだ魅力的なキャラクターが出し切れていないので、ぜひ続編があることを願っています。そしてまた皆さんに会えるのを楽しみにしているので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします」
佐藤「『とある魔術の禁書目録』は毎回、登場人物たちが自分の運命のようなものにあらがったり、悩んだりしているのですが、それが当麻と出会うことによってわだかまりが解け、ちょっとだけ前を向くことができる。それがしっかりと描けている作品だと思います。最終話はやはり氷華とシェリーの話をじっくりと観ていただければと思うのですが、私個人の見どころとしましては、美琴と黒子が、まさかのお色気担当? みたいなところがあったりしますので、ぜひそちらも観ていただきたいなと思います(笑)。黒子役の新井(里美)ちゃんと絡むのはとても楽しかったです。そして現在DVDとBlu-rayが発売中です! ぜひご購入ください。そして応援してください」
阿澄「私は終盤からの参加ではありましたが、スタッフ、キャストの皆さんの熱い意気込みをいつも感じていました。私の演じる氷華が、明乃さん演じるシェリーと絡むシーンなどは本当に迫力がありまして、皆さんに助けていただき、支えていただきながら乗り切ることができました。途中からでしたが、本当に良い現場に入れていただいたなと思います。作品自体も最後まですごく熱いお話が続いていきますので、ぜひぜひ楽しみにしていただければと思います。最後まで応援よろしくお願いします」

――ありがとうございました


『とある魔術の禁書目録』のDVD&Blu-ray第3巻は3/25発売

クライマックスへ突き進むTVアニメ『とある魔術の禁書目録』だが、現在DVDとBlu-rayが第2巻まで好評発売中となっており、最新巻となる第3巻も2009年3月25日にリリースされる。第3巻は第7話から第9話までを収録。初回限定版には、原作者・鎌池和馬氏による書き下ろし短編小説「とある科学の超電磁砲」や「解説書」(フルカラー12P予定)、WEBラジオ「とある"ラジオ"の禁書目録」セレクション版のMP3データを収録した「特典CD-ROM」などが付属する。

『とある魔術の禁書目録』のDVD&Blu-rayのジャケットは、原作イラストレーターの灰村キヨタカ氏による描き下ろしイラストが使用されている

タイトル とある魔術の禁書目録 第3巻
収録話数 第7話「三沢塾 (かがくすうはい)」、第8話「黄金錬成 (アルス=マグナ)」、第9話「吸血殺し (ディープブラッド)」(3話収録)
発売予定日 2009年3月25日 品番 GNBA-1423 (DVD)
GNXA-1052 (Blu-ray)
価格 6,825円 (DVD)
7,875円 (Blu-ray)
発売元/販売元 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
(C) 鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX