【レポート】

クルマの未来が見えてくる - 第1回 国際カーエレクトロニクス技術展が開催

1 近所への運転はEVで十分

    小林行雄  [2009/01/29]

    自動車におけるエレクトロニクスの搭載比率の高まりを受け、それに対応する技術、デバイス、ソリューションなどを国内外の企業、団体などが出展する自動車向けエレクトロニクス技術展「第1回 "国際" カーエレクトロニクス技術展(カーエレJAPAN)」が1月28日から30日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催されている。

    初めての開催となる今回は、約220社の企業が参加。3日間で2万名の来場を見込んでいる。主な展示ゾーンは、「電子部品・デバイスゾーン」「自動車部品・車載システムゾーン」「電子材料ゾーン」「製造装置/技術ゾーン」「テスティングゾーン ~試験・解析・検査~」「組込みシステム技術ゾーン」となっている。なお、同展の併催として、「ネプコンワールド ジャパン」が同期間開催されている。

    会場風景

    本格普及に向かうEV

    同展では、ガソリンを使わずに電気だけで走行が可能な電気自動車(Electric Vehicle:EV)が4台、展示されている。いずれも1~2名乗りのタイプだが、家庭用コンセントでの充電が可能という特長を持っている。

    オートイーブィジャパンが輸入を行っているイタリア生まれのEV「ジラソーレ」は、最高速度は65km/h、100V電源で7~8時間の充電で100~120kmの走行距離を実現する。シートの下にリチウムイオンバッテリ(3.6V、150~200Ah)を14個搭載。フレームにアルミ軽合金を使用するなど、軽量化をはかり、車重420kgを実現している。

    オートイーブィジャパンの「ジラソーレ」

    フロントのパネルを開けるとそこにコンセントが収納されている

    ゼロスポーツのオープンカータイプEV「ゼロEV エレクシードRS」は、市販の車種から、バッテリを鉛からリチウムイオンバッテリに変更した開発試作品。100V電源で6~8時間充電することで、30km/hの走行速度で70~100kmの走行が可能。最大速度は60km/hで、車重は415kg。なお、使用しているバッテリは、ノート型リチウムイオンバッテリ105セル、72Vとのこと。

    ゼロスポーツの「ゼロEV エレクシードRS」

    REVAなどのEVの販売を行っているタケオカ自動車工芸は参考出展として「T10」という1人乗りのEVの展示を行っている。同社は、電池にシールド型鉛蓄電池(60Ah/3HR、12V×4個)を採用。最大時速が55km。走行距離は50kmとしている。

    タケオカ自動車工芸の「T10」

    トヨタ車体が提供する「COMS」は、用途に応じた車種を2000年より販売、主に宅配関連やオフィス機器の修理スタッフ、近隣の事務所間の移動などに用いられている。展示車種は「デリバリ」と呼ばれるタイプで、8時間程度の充電で40km程度の走行が可能だ。

    トヨタ車体の「COMS」

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