3月7日から全国東宝系でロードショーとなる『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開発史』の公開アフレコが、1月18日に都内スタジオで行われました。

2006年からキャスト、スタッフを一新してスタートした映画ドラえもん新シリーズもいよいよ4作目!

初期の傑作である『のび太の宇宙開拓史(1981年)』を2009年版としてリバイバル

当日は、ドラえもんのレギュラー声優である水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(野比のび太)、かかずゆみ(源しずか)、関智一(骨川スネ夫)、木村昴(ジャイアン)、千秋(ドラミ)に加え、映画版キャラクターの声優を務める、香里奈(モリーナ)、アヤカ・ウィルソン(クレム)、チュートリアルの二人(ダウト・ウーノ)が姿を見せ、アフレコに挑戦しました。

豪華キャストが勢ぞろい!

収録は、まず水田わさび、大原めぐみ、千秋の3人によるシーンからスタート。

左から水田わさび、千秋、大原めぐみ

さすがに手慣れた様子で収録をこなしていく3人は息もぴったり。

……余談ですが、かなり昔、声優に憧れて自分の声を録音したことがありまして……。 録音中は「これはイケてる!」とワクワクしていたのですが、後から自分の声を聞いたらあまりに気持ち悪くて愕然としたという、そんな黒歴史をアフレコを見ていて思い出しました。

もし僕がのび太だったら、真っ先にドラえもんからタイムマシンを借りて昔の自分を殴りに行くと思います。

アニメ、ゲーム、ナレーションなど声の仕事も幅広くこなす千秋

やはり声優はすごい……!

続いては千秋が外れて、香里奈とチュートリアルが登場。

いよいよゲスト声優がアフレコに挑戦!

今回が声優初挑戦ということで注目を集めた香里奈ですが、プレッシャーにも動じることなく、謎の美少女モリーナを力強い声で見事に演じ切りました。

お腹に手を当てて声色を調整する香里奈。初挑戦とは思えない演じっぷり

香里奈が演じるのは物語の重要キャラクターであるロップルの幼なじみ、モリーナ

一方のチュートリアルは、映画の中でもコンビを組み、ならずもののダウトとウーノを熱演。意外にも(失礼!)普段とは違うドスの利いた声での演技が、ばっちりハマっていました。

チュートリアルの徳井(左)と福田(右)

チュートリアルによく似た(?)デコボココンビのダウトとウーノ

最後に登場したのは、映画『パコと魔法の絵本』での好演が記憶に新しいアヤカ・ウィルソン。

いつもドラえもんを見ているというアヤカ・ウィルソンは劇中でのキャラクターの動きに合わせて手を振りながらアフレコ

可愛らしい女の子キャラクター・クレム。アヤカ・ウィルソンのイメージにもぴったり!

若干緊張した様子でクレムを演じたアヤカ・ウィルソンでしたが、ここでなんとマイクトラブルが!

アフレコをいったん中断して音声スタッフを待っている間、後ろで待機していたチュートリアル福田が「どれどれ……」とマイクを調べ始めると、これに気付いた千秋が福田を指差し、

千秋「(音声の)係の方が来ました!」
福田「誰が係の方やねん!」

というやりとりで会場は爆笑の渦に。これでアヤカ・ウィルソンもすっかり緊張がほぐれたのか、その後はスムーズにアフレコが進行していきました。

さすがはM-1グランプリ王者。アドリブでもツッコミのキレは衰えない

アフレコ終了後には本物(?)のドラえもんが登場し、全員で記念撮影!

ドラえもんの公式設定は身長129.3cm、体重129.3kg。……のび太とよく取っ組み合いのケンカをしてるけど、そこにツッコむのは野暮というもの

豪華キャストをそろえた『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』は、3月7日より全国でロードショーです。

(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2009