【レビュー】

前作の謎も明らかに! 本格派ハードコアSF大作が日本上陸 - PS3『RESISTANCE(レジスタンス) 2』

1 この冬は『RESISTANCE 2』でPS3を堪能

    西川善司  [2008/12/27]

    非常に良くできたゲームなのにあまり日本ではクローズアップされないタイトルがある。「プレイステーション 3(PS3)は専用タイトルが少ない」という印象もあるが、決してそんなことはないし、SCEのファーストパーティには良作も多い。今回紹介する『RESISTANCE(レジスタンス) 2』もそんな一作。PS3をブルーレイ・プレイヤーとしてしか使っていないそこのアナタ、この冬はPS3をゲーム機としても使って上げてください!


    「RESISTANCE」シリーズとは?

    『RESISTANCE 2』は"2"なので『RESISTACE 1』の続編だ。当たり前の話。普段ゲームの最新トレンドを追いかけていない人にとっては「なにそれ?」と思うかもしれないが、『RESISTACE 1』――正式日本名称『RESISTACE~人類没落の日』――は、2006年11月11日、PS3が発売された"あの日"の同時発売タイトルなのだ。ゲーム性においては、"あの日"発売されたタイトルの中でもっとも内容密度が高かった……と振り返る人も多く、ある意味、PS3という新"ゲーム"プラットホームの底力をはじめてみせた象徴的な作品の1つ。その続編が2008年11月に発売されたのである。開発担当は「ラチェット&クランク」シリーズで"ソニー純正"のイメージが強いINSOMNIAC GAMESスタジオ。クオリティは保証付きだ。

    ゲームジャンルは一人称シューティング、いわゆるFirst Person Shooter(FPS)ゲームと呼ばれるもの。このタイプのゲームで人気なのは「メダル・オブ・オナー」や「コール・オブ・デューティ」シリーズに代表される"第二次世界大戦モノ"なのだが、「RESISTACE」シリーズは"似て非なる"ものになっている。ゲームショップなどで軽くデモ画面を見たことがある人は「あ、また、二次大戦モノの洋ゲーFPSじゃん」なんて思ってしまいそうだが、違う。時代設定はその辺りなのだが、実はXbox 360の「Halo」シリーズにも負けないほどのハードコアSFな作品なのだ。

    20世紀初頭、ロシアで発生源不明の新種のウイルスが発見される。このウイルスを生体実験に応用しようと研究するも、バイオハザードが勃発。このウイルスは人間に感染すると爆発的な増殖力を持ち、人間への強烈な攻撃衝動を持った突然変異種へと変化してしまう。この突然変異種は、異なる種が合体させて作られたギリシャ神話の怪物からとって「キメラ」と名付けられる。

    キメラウイルスに感染した人類は突然変異化し、さらに戦闘能力を持ったキメラ兵へと改造されてしまう。いわゆるゾンビゲーのゾンビと違ってキメラは素早い

    キメラたちはいつの間にか人類よりも高い文明水準を獲得しており、その進んだ科学力によって生み出された兵器や、凶暴性の高いキメラ兵の戦闘能力もあって、1930年代後半にはロシア領土のほぼ全土がキメラによって制圧されてしまう。

    キメラウイルスの拡大を懸念した欧州各国はロシア国境を封鎖するが、その努力の甲斐なく、キメラ軍はヨーロッパ各地へ侵攻を開始。1949年にはヨーロッパ全土が征服されてしまうのであった。なぜ、ただのウイルス感染者たちが、こんな高度な科学力を持つまでになったのか……。

    島国イギリスは当初安泰だと思われたが、1950年、科学力の高いキメラ軍は海峡を渡ってイギリスへも進軍を開始する。『RESISTACE 1』はキメラ侵攻が始まった1951年のイギリスを舞台にした人類の決死の「抵抗」(RESISTANCE)を題材とした物語となっていた。

    こんな巨大ロボット兵器までをも開発してしまうキメラ軍の驚異の科学力。一体この科学力はどこから……?

    (次ページでは、『RESISTANCE 2』で語られる"謎"に迫る)

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