「ホームページスクラップブック」は、ホームページをパソコンに取り込むソフトウェア。取り込んだものにメモ書きを付けたり、蛍光ペンでマーキングしたり、必要な部分だけを切り抜いて残すこともできるので、新聞のスクラップブックを作成する感覚でホームページを保存できる。

「ホームページスクラップブック」

ホームページスクラップブックは、マグノリアから発売されている。同社のWebサイトには30日間の体験版も設置してある。ソフトの詳細は以下のとおり。

「ホームページスクラップブック」の概要

対応OS Windows 2000 / XP / Vista
メモリ 256MB/1GB(Vista)
HDD空き容量 5MB(別途履歴データ収納分が必要)
対応ブラウザ Internet Explorer 6 / 7 / 8
標準価格 4,980円(パッケージ版)

シンプルな操作で取り込み完了

ホームページの取り込みは、とても簡単。ホームページスクラップブックをインストールした後、取り込みたいホームページをInternet Explorerで開き、ツールバーに表示される「ホームページスクラップブック」のボタンをクリックする。「スクラップブックへの追加」画面の追加先に「ホームページスクラップ」と表示されているのを確認して「追加」ボタンをクリックすると、ホームページスクラップブックが起動し、基本作業ウィンドウの「全体」タブにホームページが表示される。お気に入り(ブックマーク)を登録する感覚で、手軽に取り込めるのがメリットだ。

IEにホームページを開いてツールボタンをクリックする

基本作業ウィンドウに取り込んだページが表示される

画面左側のアルバムウィンドウには、取り込んだホームページの一覧が表示される。IEのエクスプローラーバーに「お気に入り」を表示したような、親しみのあるインタフェースだ。一覧の中から見たいホームページをクリックすると、取り込んだページが基本作業ウィンドウに表示される。アルバムウィンドウでは「フォルダ」を作成できるので、ジャンルや目的にあわせてフォルダを作成・分類することで、取り込んだページを効率よく管理できる。

アルバムウィンドウに表示されたホームページ一覧。フォルダ管理も可能

取り込まれるのは、ホームページ全体。つまり、ディスプレイに表示されている範囲だけでなく、ページの上から下までとなる。本来の目的とは異なるが、ページ全体の画面キャプチャをとりたいときにも使えるだろう。取り込まれたデータはHTMLでなくJPEG形式となるので、リンクは機能せず、同じサイト内の別ページは記録されないが、JPEGは汎用性のある画像フォーマットなので、手軽に扱える。

また、取り込んだデータはパソコン内に保存され、別のパソコンにコピーすることも可能となっている。ホームページスクラップブックに対応しているブラウザは、Internet Explorer 6 / 7 / 8。現時点では、FirefoxやGoogle Chromeなどのブラウザには未対応となっている。