337の企業や大学などが出展

SC08全体での参加登録者は過去最高で、1万1,000人を超えた。この内の約60%の人は、講演や論文発表は聞かないで、展示だけに参加という人達である。

色々な研究に関して詳しく聞こうとすれば、テクニカルプログラムに登録して論文発表を聞く必要があるが、研究を発表する大学や研究所は、展示ブースで研究成果の概要をポスターにして見せたりしているので、展示場をまわれば、ベンダの新製品だけでなく、研究の状況も概要を理解することが出来る。

今年の展示は、企業ブースが219で総面積は8万3,000平方フィート、大学、研究所のブースが118で総面積5万8,000平方フィートである。日本人には平方フィートでは感じが掴めないが、おおよそ、10平方フィートが1平方メートルで換算していただけばよい。つまり、ブースの総面積は1万4,000平方メートル(4万坪程度)である。これに通路や共通スペースなどを加えると、展示場の総面積はこの2倍程度になる。

巨大な展示場はいくつも入り口があるが、道路に面した側の3つの入り口が、一番入りやすく、その前が目抜きのスポットである。SCのブース割り当ては前年までの実績が優先されるので、これらの目抜きスポットにブースを構えるのは常連である。

3つの入り口の中央の入り口を入ると右手がMicrosoft、そして左手がSGIである。また、右手の入り口の前は、IntelとMyricomが並んでいる。そして、左の入り口の前は、SciCortexで、その左が我国の産業技術総合研究所(産総研:AIST)である。そして左側は米国防総省のブースとなっている。

正面中央入り口の前の一番の目抜きの場所のMicrosoftブース

右側入り口の前のIntelブース(左)と壁に展示されたNehalemベースのマザーボード(右)