Emoji comming to Unicode?

いつの日か過去の出来事を検証するとしたら、26日(米国時間)はPCと日本の携帯を結びつける日として節目の日となるかもしれない。GoogleとそのほかのUnicode Consortiumのメンバーは絵文字シンボル文字をUnicodeに追加する作業を進めていたが、26日にGoogleからそのことが発表された。日本で、特に携帯関連のメールやWebサービスの開発に従事している開発者は興味深くこの発表を受け止めたようだ。

日本で携帯電話として成功するには少なくとも日本語対応以外にも絵文字に対応する必要があると見られている。ワンセグ対応や財布機能が端末購入時の判断基準になることも多いが、絵文字を使った携帯メールになれたユーザにとって携帯と絵文字は切っても切れない関係にある。

ドコモ、KDDI、ソフトバンクのそれぞれが絵文字を提供しているが、各社はそれぞれが規定した独自のコードを使っている。Shift-JISやUnicode、EUC-JP、ISO-2022-JPのどれを使う場合でも絵文字はユーザ定義領域で定められたものだ。現状すでにUnicodeでも絵文字を表現できるが、Private Use Area (E000-F8FF)で定められたものであって広く使える標準というわけではない。最近ではキャリア間のメールでは相互変換されたり、WebサービスでもGmailが絵文字表示に対応するなど対応は進められている。しかし基準となる国際規約はないままだった。

Googleが発表したEmoji for Unicode: Open Source Data for the Encoding Proposalは2つの点で興味深い。まず絵文字 (Emoji)をUnicodeに提案する作業を進めていることが明らかになったこと、そして相互変換を実施するためのツールをOSSとして提供していることだ。仮に絵文字が次のバージョンのUnicodeに取り込まれたとしても、キャリアが一気に新しいUnicodeベースへ移るわけではなく、相互変換ツールがなければ実用的には使えない。そこまで含めたプロジェクトというわけだ。

提案されている絵文字とキャリア定義絵文字の相互関係はGoogle Standard Unicode Emoji Mappingにまとめられている。絵文字をどの番号に割り当てるかはまだ定められていない。興味がある場合にはデータをチェックして、意見がある場合にはフォーラムを通じて提案するとよさそうだ。

絵文字がUnicodeに取り込まれた場合、PCでの利用を想定したWebアプリケーションで絵文字の利用が促進される可能性があるほか、PCと携帯で同じWebアプリケーション利用の促進、PCと携帯のよりシームレスな統合を進めるひとつの要因になる可能性もある。