静岡市・ツインメッセ静岡において、22日と23日に「タミヤフェア2008」が開催された。模型メーカーの田宮模型が毎年開催しているこのイベントは今年で9回目。新商品の発表や各種競技会、ファン交流イベントや即売会などが今年も行われ、模型ファンや家族連れを中心に賑わいを見せていた。

「タミヤフェア2008」会場風景から。年末から来年にかけて発売される新製品の発表や、RCカーの世界一決定戦など今年も多彩なイベントが行われた

今年の目玉は、声優・歌手として活躍する桃井はるこをフィーチャーした、積極的なコラボイベントの数々。もともとは桃井が自身の著書でミニ四駆の限定車種「サンダーショットJr. ブラックスペシャル」に関する思い出を綴り、それをタミヤスタッフが知ったところからコラボレーションがスタート。

2007年12月発売の「サンダーショットMk.II momo-iメタリックスペシャル」、2008年8月発売の「サンダーショットMk.II 桃井はるこスペシャル」に続き、会場では3台目となる特別仕様のミニ四駆「桃井はるこ Special ver.2 ホットショット Jr.」が先行販売された。フェア1日目となる22日には桃井本人も来場し、特別レース「スーパーモモーイカップ」やミニライブなどを行った。

「スーパーモモーイカップ」をはじめとする特別イベントの模様は記事の後半でお届けするとして、まずは会場発表の新製品を中心に、今回のタミヤフェアの会場風景を振り返っておきたい。

『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のこしたてつひろがラフスケッチから参加した新マシン「トライダガーXX」(2009年1月発売予定・予価945円)

再販が決定したリアルミニ四駆「バックブレイダー」(左・予価945円)とスーパーミニ四駆「アストロブーメラン」(右・予価945円)

こちらが噂の「桃井はるこ Special ver.2 ホットショット Jr.」(11月29日ごろ発売・予価1,365円)。サイリウムのカラーにちなんだウルトラオレンジ仕上げ

「2009年 干支ミニ四駆 丑年」(11月29日ごろ発売・予価1,050円)と「ネオファルコン・ホワイトスペシャル」(右・11月29日ごろ発売・予価1,155円)の先行販売も

2007年に再登場したホットショットが組み立て済みの完成RCカー、XBシリーズにお目見え。「XB ホットショット」(2009年2月発売・予価37,590円)

ポルシェ・スーパーカップの招待選手用マシン「XB ポルシェ 911 GT3 カップカー 2008」(2009年1月24日ごろ発売・予価27,090円)

90年代に高い人気を誇ったパジェロが完成電動RCカーに。「XB 三菱 パジェロ メタルトップ・ワイド」(2009年1月10日ごろ発売・予価37,590円)

SUPER GT 2008で激戦の鈴鹿を制した「カルソニック IMPUL GT-R(R35)」(2009年1月24日ごろ発売・予価4,200円)が早くも登場

1980年の発売から再登場となる「ヤマハ XS1100LG ミッドナイト・スペシャル」(2009年1月31ごろ発売・予価11,550円)

11月13日~16日にタイで開かれたRCカーレース「IFMAR 電動ツーリングカー世界選手権」においてタミヤの「TRF-416シャーシ」が見事ワールドチャンピオンの栄冠を獲得。会場では早速展示も

恒例となっているレーシングカーの実写展示。「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(手前)と「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」(奥)

タミヤ製品がずらりと揃う物販ブースももちろん盛況。前回人気のパンの缶詰に続く新商品は……やきとり缶?

動画
2日間に渡って行われた「タミヤGP ワールドチャンピオン決定戦 2008」の予選風景
(mov形式 6.4MB)
RCカーにもドリフトレースの波は到来中! こちらは「ストチャレD2チャレンジ」の模様
(mov形式 1.9MB)

人形改造コンテストには今年も力作が集結。こちらは優秀の美を飾ったオグシオコンビ(左)、北海道の旭山動物園(中央)、3の倍数でアホになる世界のナベアツ(右)

『崖の上のポニョ』『20世紀少年』『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』や故・赤塚不二夫も並ぶ。『少年猿飛佐助』という渋いチョイスも

こちらも人形改造コンテストから映画史上に残るヒットを記録した『ダークナイト』。わずか5センチほどの人形に驚異的な密度のディテールが詰め込まれている

模型クラブの展示ブースより、たなかよしみ空想模型工房の宇宙ステーション「SS99」。ビデオカメラやマウスのジャンクパーツを流用した、アイデアが活きる力作

吉野家からPCゲームまで並ぶぺいんとマイスターズの作品群。こうした塗装は痛車ブーム以前から「キャラボディ」としてRCカーファンには親しまれている

塗装したボディの裏面を見せていただいた。アニメそのままのキャラクターが手塗りによって忠実に再現されていることがわかる

タミヤユーザーと並ぶ、会場のもうひとりの主役が工作大好きの子どもたち。こちらは水中モーター体験コーナーで行われたメカフグ釣り

ショベルドーザーの工作セットでピンポン玉を押し出し中。ルールはロボコン風?

動画
1/35RCタンクの体験操縦コーナー。砲身の先に針がついたRCタンクで風船にアタック!
(mov形式 1.6MB)

タミヤ製品のパッケージなどを手がける中央パッケージングのブース。名キットのパッケージをポスターにして販売

お父さんにはRCカー、子どもたちにはミニ四駆や工作セット、ではお母さんは?……というわけで透明プラスチックを手芸に活用する「Pla-mode(プラ・モード)」