LOFT/PLUSONEで10月11日に催されたイベント「忍祭」は、たびたび開催されてきた特撮イベント「祭」のひとつ。今回は「忍」をキーワードに、『世界忍者戦ジライヤ』で主人公・磁雷矢を演じた筒井巧をはじめ、昭和の『仮面の忍者 赤影』から21世紀の『忍風戦隊ハリケンジャー』まで、数々の忍者系ヒーローが集結した。

第1部はまず、読売新聞文化部記者で「祭」イベントを主催してこられた鈴木美潮さんがメインパーソナリティーの二人、『世界忍者戦ジライヤ』で主人公の磁雷矢・山地闘破を演じ、戸隠流忍術3段でもあるという筒井巧と同番組の主題歌を歌った歌手の串田アキラを壇上に招いて乾杯するところから始まった。二人は、この7月にブラジルで行われたライブにも参加。さっそくライブの録画映像を観ながらのトークがスタートした。

読売新聞文化部記者で司会者の鈴木美潮さん

『世界忍者戦ジライヤ』で主人公・磁雷矢を演じた筒井巧

歌手の串田アキラ

鈴木「なんかもう、聴衆は暴動みたいな勢いになってますね(笑)」
串田「サッカーの応援をするサポーターのような感じなんですね」
筒井「串田さんが歌うと、みんなも一斉に日本語で歌うんですよ」
鈴木「現地では、国賓待遇だったそうですね」
筒井「もう、SPが6人くらいついてましたね」
鈴木「ブラジルで選挙に出たら、当選できるんじゃないですか?」(場内笑)

次に、『ジライヤ』で紙忍・折破を演じられ、後番組の『機動刑事ジバン』では機動刑事ジバン・田村直人を演じた日下翔平が登壇。

紙忍・折破、機動刑事ジバン役の日下翔平

鈴木「今日は忍祭というくくりなので、紙忍としてお招きしたわけなんですけれども、紙を操る忍者っていうのも、すごいですよね」
筒井「武器が折鶴なんですよね」
日下「鶴折りましたよ、僕(笑)。いや、現場に行くまで、あの衣装だとは分からなくて、かぶったら、(目の周りを指差して)ここからしか見えなくて、もう、どっからどういうふうに斬られてるのかも分からず、監督からは、"動けー!!"ってよく言われましたね」
鈴木「串田さんは、ショーなどで、ヒーローとご一緒されたことは、あったんですか?」
串田「それが、ないんですよね」
日下「当時、いろんなところで歌えって言われて歌わせていただいたんですけど、串田さんの曲を自分で歌ってみるとキーが高いんですよ。"大変な歌なんだなあ"って」
串田「女性はいいかもしれないけど、子どもさんは、そのままのキーで歌うと、かなり高いんじゃないでしょうか。(客席に向かって)歌った方いらっしゃいます? かなり苦しいでしょ(笑)」
日下「(客席に向かって)でも、あのキーじゃないと、歌った気がしないんだよね」
鈴木「それを歌いこなすには、やっぱり腹筋ですか?」
串田「腹筋ですね。やっぱりある程度、腹筋をやっとかないと」
鈴木「この間、串田さんに毎日何回くらいやるんですか? って聞いたら、串田さんがあっさりと、"うん、毎日500回"って」(場内笑)
串田「多いときは、1,000回超えるときもありますけど。あまりやってると、おしりの皮がむけちゃうんですよ(笑)」
鈴木「あの歌声は、その賜物なんですね」

会場内のファンとともに乾杯をするステージ上の4人