"おうちごはん"は節約のいろはの「い」

外食三昧では、いつまでたっても貯金の残高は増えません。夕食を外食した場合、1回で1,000~1,500円にはなります。コンビニでお弁当とペットボトル入りの飲料を買った場合でも1回=1,000円弱。1カ月で3万円というわけです。そうかといって、安価なファストフードで済ますと栄養が偏りますし、1日の疲れを癒し、明日のエネルギーを補給する夕食が味気ないものになってしまいます。

そこで、オススメなのが自炊="おうちごはん"というわけです。何も、毎日、おうちごはんにする必要はありません。ウィークデーの3日間と週末の1日、合わせて4日間をおうちごはんにするだけで、節約効果は大。

おうちごはんのメリットは安上がりなことだけではありません。

  • 自分の食べたいものを好きな味付けで食べられる。
  • 野菜をたっぷり盛り込めば健康にも良好でヘルシー。
  • "食の安全"にこだわるなら、国産の食材を選べる。

など、いいこと尽くめです。

ドレッシングがあれば料理下手でも味付けラクラク

おうちごはんの頼もしい助っ人になってくれるのがドレッシング。今どきのものは、味のバリエーションがさまざまで、生野菜にかけるだけではなく用途が広がっています。

たとえば、茹でたブロッコリー、カリフラワー、にんじん、キャベツなどにかければ、手軽に温野菜のサラダが作れます。また、サッとソテーした肉にかければ、いつもと違う味が楽しめます。お刺身にかけて、カルパッチョ風にしてもよし。パスタと合わせれば、これだけで、栄養バランスのいい1食になります。

また、最近のドレッシングには、味付けのバリエーションが簡単に広がるだけではなく、プラスアルファのメリットがあります。たとえば、肌に潤いとハリを与える効果があると言われているヒアルロン酸が配合されているものはまさに、飲む美容液といった感じです。

マヨネーズ好きな人にオススメなのが、明太子入りマヨネーズ。茹でたじゃがいもと和えるだけで、簡単にタラモサラダが作れます。れんこん、大根、にんじんなどの根菜類との相性も良く、不足しがちな食物繊維、ビタミンC、ベータカロテンがたっぷりとれるというわけです。定番マヨネーズにあきたら、ぜひ1度試してみる価値はあります。

とにかく、今どきのドレッシング売り場は、驚くほど品揃えが充実しているので、自分好みの味や新鮮な味が、必ず見つかるはずです。

旬の食材は安くておいしい

ドレッシングやマヨネーズと組み合わせたいのが、旬の食材。昨今は、ハウス栽培が普及し、季節を問わず、あらゆる食材が店頭に並んでいます。でもやはり、その季節に収穫される旬の食材は、自然の恵みをたっぷり受けているので、栄養豊富で、その食材が持つ本来のおいしさが詰まっています。さらに、うれしいことに、大量に収穫されて出回るので、値段も手ごろです。

季節ごとの旬の食材には次のようなものがあります。

四季 野菜 / 果実 魚介類
たけのこ、アスパラガス、新じゃがいも、新玉ねぎ、新ごぼう、春キャベツ、さやえんどう、いちご あさり、さわら、マダイ
枝豆、おくら、きゅうり、トマト、なす、ピーマン、ゴーヤ、かぼちゃ、とうもろこし、ししとう、ぶどう、サクランボ、スイカ うなぎ、かつお、タコ、あじ、シジミ
きのこ類、さつまいも、里いも、かぶ、大根、柿、ぶどう まぐろ、イワシ、秋サバ、さんま、鮭
ねぎ、白菜、カリフラワー、ブロッコリー、ほうれん草、みかん、りんご ぶり、たら、カキ

この時期ならではの生鮭ときのこ類と明太子入りマヨネーズを使った簡単レシピを1つ紹介します。

生鮭ときのこのホイル焼き

■材料
  • 生鮭1切れ
  • しめじ1/2袋
  • えのきだけ1/2袋
■作り方
  1. 生鮭は塩・こしょうを少々まぶす。しめじとえのきだけは根元の硬い部分を切り、ほぐす。
  2. アルミホイルにバターまたはサラダ油を適量のばし、生鮭ときのこ類を乗せ、アルミホイルの口をしっかり閉じる。
  3. オーブントースターで約10分加熱する(オーブントースターは長時間、加熱すると、中の温度が上がり危険なので、様子をみながら)。生鮭に火が通ったら、仕上げに明太子入りマヨネーズをかける。

初めて料理をする人にもオススメの一品。あなたもぜひ「おうちごはんデビュー」をしてみてください。