【レポート】

永遠の17歳もついに20周年! 井上喜久子 声優20周年記念イベント - 「お姉ちゃんの20th SUPER SMILE MEMORIES☆」

    糸井一臣  [2008/11/11]

    お姉ちゃん七変化とばかりに衣装でも楽しませてくれた井上喜久子

    『らんま1/2』の天道かすみ役や『ああっ女神さまっ』のベルダンディー役をはじめ、いまでも第一線で活躍中の声優・井上喜久子。彼女の声優生活20周年を記念したイベント「お姉ちゃんの20th SUPER SMILE MEMORIES☆」が9月23日に東京・芝のニューピアホールにて開催された。当日のイベントは歌あり踊りあり、朗読ありの盛りだくさんの内容。ゲストも登場するなど、来場したファンも大満足の一日となった。

    オープニングナンバーは「ほっぺに約束」。8人のダンサーを引き連れての登場となった。曲が終わると、満員の観客に向かってここでお約束。「みなさん、今日は本当に私の20周年の記念のイベントのような、ちょっとコンサートのような、ちょっと不思議な会にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。井上喜久子17歳です!」「おいおい」。今回は本人も久しぶりというフルバージョンを披露。「おやおや、声が小さいぞ。みんな恥ずかしがらないで大きな声で『おいおい』って言ってね! 井上喜久子17歳です!」「おいおい」ということで、会場との一体感もパーフェクトといった様子でイベントがスタートした。

    ダンサーを引き連れてステージに登場

    イベントは二部構成となっており、第一部の最初のコーナーは「17才だけど(笑)、20年をふりかえってみまSHOW!」のコーナー。ゲストには、ラジオで共演していた"お父さん"こと鷲崎健が登場し、スクリーンに映し出された年表や懐かしの映像とともに、井上の20周年の歩みを振り返った。

    鷲崎健とともに20年の歴史を振り返る。ちなみに最初の仕事は「TBSテレビ報道特集」でのボイスオーバー、外国人の吹き替えだったそうだ

    続いては「お姉ちゃんの『17才教メンバーさんこんにちは☆』」のコーナー。声だけの登場となったが、17才教メンバーである野川さくら、田村ゆかり、堀江由衣が"17才教"について井上と語り合う様子が場内にながされた。その後はセーラー服に着替えた井上が登場。「It's show time」ということで、歌とお芝居のコーナー。井上による『青い鳥』の朗読や、ちょっとした一人芝居、さらにはゲストで登場した菊地由美とのデュエットなどなど、めまぐるしく変化するステージでファンを大喜びさせた。そして、第一部のラストはピンクレディーの「サウスポー」。途中、振り付けを失敗したのが一生の不覚だったそうだ……。

    ベンチに座ってメーテルリンクの『青い鳥』を朗読

    ゲストで登場した菊地由美と「おいしいツーハン生活」を熱唱

    200曲を超えるキャラソンの中からベスト5が登場

    第二部のテーマは「うたでつづる20年」。まずは公式サイトでファンから募集した井上の曲をランキング形式で紹介。まずは「キャラソンベスト5」が発表された。20年の声優生活において、井上が歌ったキャラクターソングは200曲以上にものぼるとのこと。ベスト5の中には、初めてのキャラクターソングである「おとうさん」(『らんま1/2』)や初のEDテーマとなった「jeweiry」(『奥さまは魔法少女』)など、井上自身も思い出深い曲が上位にランキングされていた。

    その後、"ネコさん"こと小笠原純子らと組む音楽ユニット「ワイルドストロベリー」のライブ映像の上映などをはさんで、最後のプログラムである「お姉ちゃんのうたベスト10」。途中、感極まって涙を流す場面もみられるなど、まさに熱唱ともいうべきステージが繰り広げられた。また、「僕らの味方だ。お姉ちゃん」の間奏中には、井上がステージを下りて客席の間を走るという一幕も見られた。

    「お姉ちゃんのうたベスト10」の10位から5位まではバックバンドとともにメドレー形式で披露された

    1位の「がんばって負けないで」を歌う前に披露された「花になる日(心の種)」は、小学校の高学年向けに井上が作詞・作曲した合唱曲で、今回が初お披露目。この曲は、「自分の中に悩み事とか辛い事とかあっても、それを乗り越えていけたらいいなって、そういう想いを歌にしました」とのことで、「"悩みの種"っていうのは、種のままなら痛いけど、種じゃなくなればいいんだ、そして、"悩みの種"がいっぱいある人ほど、いっぱい花が咲くんだって。私もコンプレックスがいっぱいあるんですけど、それも全部花にしていこうって思ってます」と歌に込めた思いを語ってくれた。

    アンコールのステージでは、イベントの翌々日が井上の誕生日だったことから、鷲崎健と菊地由美がバースデーケーキを持ってふたたび登場するサプライズ演出。最後の曲「ありがとう」を文字通り、感謝の気持ちを込めて歌い上げ、第一部、第二部をあわせて3時間を超えるイベントは、最初から最後まで会場全体が一体となったまま幕を閉じた。

    鷲崎健と菊地由美がケーキを持って再登場。「20周年のイベントなので自分の誕生日のことはすっかり忘れていた」(井上)

    ファンと一体になったステージは最後まで大盛り上がり。アンコール曲「ありがとう」は最後の最後で歌詞が大変なことに……

    「お姉ちゃんの20th SUPER SMILE MEMORIES☆」曲目リスト

    第一部
    M-01 ほっぺに約束
    M-02 どうしよう仮面の歌 (替え歌)
    M-03 憧れのスポーツ根性物語
    M-04 おいしいツーハン生活 (ゲスト / 菊地由美)
    M-05 サウスポー
    第二部「うたでつづる20年」
    キャラソンベスト5
    M-06 おとうさん (『らんま1/2』)
    M-07 府中しぐれ (『青空少女隊』)
    M-08 女神はうたう (『ああっ女神さまっ』)
    M-09 僕と生きることが君のしあわせ (『ああっ女神さまっ』)
    M-10 jeweiry (『奥さまは魔法少女』)
    お姉ちゃんのうたベスト10
    M-11 あなたのために出来ること
    M-12 星空経由で届けたい
    M-13 そら色の絵本―風のように―
    M-14 うしろむきのステップ
    M-15 ひだまり
    M-16 1mmの心配も
    M-17 合言葉はしあわせ
    M-18 夢見るコスチューム
    M-19 僕らの味方だ。お姉ちゃん
    M-20 花になる日 (心の種)
    M-21 がんばって負けないで
    アンコール
    M-ex シャボン玉ソング
    M-22 ありがとう

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